世界遺産の白川郷合掌造り集落や、飛騨高山を代表する美しい町並みが見られる飛騨高山さんまち通り、モネの作品『睡蓮』に似ていると話題になったモネの池など、車でのおでかけにおすすめな岐阜のドライブスポットをご紹介します。
1.白川郷合掌造り集落
「白川郷合掌造り集落」は、1995年に世界遺産に登録された合掌造り集落です。江戸時代末期から明治時代末期に建てられたものがほとんどで、大小あわせて100棟あまりの合掌造りの建物が並び、今なお実際に生活が営まれています。
白川郷の観光シーズンである夏には特に多くの人が訪れますが、一面雪景色になる冬の景色もおすすめです。1月中旬~2月中旬の間はライトアップを行う日もあり、銀世界に浮かぶあかりが、まるでおとぎの国のようと人気を呼んでいます。
2.飛騨高山さんまち通り
飛騨高山を代表する町並みが、高山市の上一之町〜上三之町あたりをさす「さんまち」です。古い建物が立ち並ぶ美しい通りには人力車も走り、まるでタイムスリップしたかのような気分に。飛騨牛のにぎり寿司、肉まん、みたらし団子などの食べ歩きも楽しめ、また町家を利用した雑貨店やカフェも並びます。
3.モネの池・根道神社
関市の根道神社の境内にある池。もともとは地元で利用する貯水池であり、特に名前もなく単に池と呼ばれていましたが、近年、SNSでクロード・モネの作品『睡蓮』に似ていると話題になり、「モネの池」と呼ばれるようになりました。透き通った水に浮かぶ睡蓮の葉、そして優雅に泳ぐ鯉が美しく、週末には周辺道路で渋滞が発生するほどの人気スポットです。
4.奥飛騨平湯大滝公園
「平湯大滝」は、アルプスから流れる豊富な水が、落差64m・幅約6mの巨大な滝となって流れ落ちる、奥飛騨の人気観光スポットです。特に春の新緑や秋の紅葉シーズンは、周辺の木々と相まって一層美しい姿を見せてくれます。
そして寒さの厳しい奥飛騨では、冬の訪れとともに、巨大な大滝が凍る姿を見られます。2月には、凍った滝がライトアップされる「平湯大滝結氷まつり」が開催され、白銀の滝が美しく照らされる光景を楽しめます。
5.養老の滝
落差32m、幅4mの滝で「日本の滝100選」に選定されています。昔から文人たちが訪れており、葛飾北斎も浮世絵に描きました。滝を中心とした辺り一帯は養老公園として整備されており、公園内には小さなお子さまでも安全に遊べる施設「こどもの国」や、バランス感覚が試される摩訶不思議な施設「養老天命反転地」など様々な施設が充実しています。
6.伊奈波神社
1900年以上の歴史を持つ古社で、御祭神は第十一代垂仁天皇の第一皇子である五十瓊敷入彦命(いにしきいりひこのみこと)。岐阜の守り神とも言われ、パワースポットとしても注目を集めています。家内安全、商売繁盛、交通安全、七五三詣、安産など様々なご利益があるとされています。
7.宇津江四十八滝
紅葉の名所として知られる四十八滝川の渓谷にある、宇津江四十八滝。岐阜県の名水50選や全国自然100選にも選ばれたマイナスイオンたっぷりの秘境スポットです。遊歩道完備なので滝めぐりハイキングはぜひトライしてみて。次々と現れる滝のせせらぎや水しぶきがひんや〜り心地よく癒されます。
滝のふもとには日帰り温泉「遊湯館」があり、露天風呂や岩盤浴が楽しめますよ。(利用期間:4月〜11月)
8.飛騨古川
国道から板取川を渡り、高賀山の西麓に10分程入った場所にある白水(はくすい)の滝。落差は15mあり、透明度の高いきれいな水が滝壺に流れ落ちています。周辺には駐車場がありませんので、滝入口から少し離れたキャンプ場の駐車場などを利用しましょう。
10.川浦渓谷
板取キャンプ場の先にあり、車で進める最奥地にある渓谷です。切り立った岩壁の間を直角に折れ曲がるように川が流れる様子は、まさに渓谷らしい絶景です。自然豊かな山の中にあり、春の新緑や秋の紅葉も楽しめます。駐車場はありますが、落石の形跡がありますので見学は十分に注意しましょう。
11.虎渓山 永保寺
鎌倉時代に創建された歴史ある古刹で、敷地内にある観音堂と開山堂は国宝となっています。また、池泉回遊式庭園は、国の名勝に指定されている美しい庭園。樹齢700年と言われる大イチョウなどもあり、紅葉のシーズンは特に美しく多くの人々を魅了しています。
12.巌立峡・がんだて公園
下呂市小坂町(旧小坂町)にある巌立峡を中心とした公園です。無料駐車場には、休憩所や展望台、売店が設置されています。駐車場からは御嶽山の噴火によってできた高さ72m、幅120mの大岩壁「巌立」を一望する事ができます。また「三ッ滝」に「あかがねとよ」、「からたに滝」という3つの滝が周辺にあり、滝までは遊歩道や林道が整備されており散策が楽しめます。
13.金華山ドライブウェイ展望台
金華山の西麓から南麓を結ぶ全長約6キロの「ドライブウェイ」があり、途中の展望台は市内を一望できる岐阜の夜景スポットとして有名です。残念なのはドライブウェイが利用できるのは朝7時〜夜9時に限られていること。夜景を見に行く時には注意が必要です。
14.たるまの滝
出典:tripnote.jp 奥飛騨温泉郷にある、名水「たるま水」が流れる滝。周辺は親水公園として整備されており、名水「たるま水」に浸かれる足水や、散策を楽しめる遊歩道なども用意されています。厳寒地のため冬は滝が一面凍りつき、夜にはライトアップされ幻想的な姿に。また周辺の木々に水を散布して作り上げた「氷のオブジェ」も同時期に楽しめます。
15.阿弥陀ケ滝
奥美濃にある、落差60mの滝。北側には昼でも暗い洞窟があり、滝から約8kmのところにある白山中宮長滝寺の僧、道雅法師がこの中で修行し護摩をたいたところ、阿弥陀如来の姿が浮かびあがったため「阿弥陀ヶ滝」と名がつきました。水の透明度が高く、朝日を背にして滝の前に立つと、水けむりの中に自分の影がうつりぼんやりと虹色に縁どられて見えるので、まるで自分が阿弥陀さまになった気分を味わえると言われます。