「中年太り」という言葉に、「もしや自分もそうなのでは?」とギクッとしてしまう方もいるかもしれませんね。何となく「中年太り」は中年の男性だけに当てはまると思いがちですが、そういうわけではありません。そこで今回は、「中年太り」とはいくつくらいの年齢から対象となり、どのような体型を指すのか、どうやって「中年太り」を解消することができるのかについてのわかりやすくまとめてみました。

中年太りになるのは男性だけじゃない!

気がついたらお腹回りの肉づきがすごいことに・・・!特に下っ腹がぽっこりしてきた・・・!これらは女性ならではの中年太りの象徴的な姿です。

食べる量は若いときに比べると、どちらかというと少なくなってきているのにもかかわらず、このような現象が起こるのはなぜでしょう?

その一つとして挙げられるのが、基礎代謝の衰え。基礎代謝は消費エネルギーの約7割を占めているといわれますが、この基礎代謝が下がることによって、余剰エネルギーが生じ、脂肪を貯め込み太りやすくなるのです。基礎代謝は20代をピークに下がっていくといわれているので、何も手を打たなければ中年太りになるのは当然のことでもありますね。

この基礎代謝に大きく関与する筋肉量も年齢と共に減ってしまうので、基礎代謝は落ちる一方になりがち。基礎代謝を上げるためにも、お腹回りのお肉をとるためにも、中年太りの方は筋力トレーニングに取り組んだ方がいいといえるでしょう。

中年太りは40代前後からといわれているけど30代も?

中年太りはいつから始まるのでしょう?中年太りが始まってしまう理由の一つとして、ホルモンの分泌が減ることが挙げられます。黄体ホルモンのプロゲステロンと女性ホルモンのエストロゲンは、思春期に入ると女性の体内で生産され始め、閉経するまで分泌があります。

それらのホルモンの分泌が減ってきたり、分泌されなくなったりすることによって、女性の体形に変化が生じ、丸い体型になっていくのです。ホルモンの分泌に変化が生じるタイミングには個人差があるので、早い人だと30代から中年太りが始まってしまうこともあります。

中年太りになる原因は老化!

1.2で挙げたものの他に、中年太りは老化現象の現れたとも言われています。その老化現象を引き起こす原因として挙げられているのが、「酸化」「糖化」「ホルモンの変化」。この3つの大敵が、細胞やホルモンの機能低下を招き、老化を加速させるといわれています。

また、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病、がんやうつといった病気、シミ、シワ、タルミといった美容的な問題、運動能力低下の原因にもなっています。