ビジネスパーソンにも起こりうる「ビジネスイップス」
イップス症状が現れるのは、スポーツ選手に限ったことではない。一般的なビジネスパーソンにも起こる可能性は十分考えられる。特に重要な決断を下すべき立場にある経営者やマネージャーなどが、ビジネスイップスに陥りやすいと言われている。
できるビジネスパーソンは次々と成果を出し、地位が上がり責任が増してくる。そんな時に大きなミスや裏切りなどを体験してしまうと、そのショックから決断を下しにくくなってしまうのだ。
決断を下せなくなることはもちろん、ひどい時は根本的な事業意欲さえも失ってしまう可能性さえある。そうなると現場のスタッフは混乱してしまい、業務の滞りが顕在化してしまうだろう。会社としての存続を脅かすような大問題になってしまうかもしれない。
ビジネスパーソンがイップスに陥った場合の対処法
もし自分がイップス症状に陥ったしまったと感じるのであれば、いくつかの対処法を実践してみるといいだろう。
まずは人に打ち明けるなどして、自分がイップス症状であることを受け入れることが最も重要だ。休みを積極的に取ったり、帰宅時間を早めたりして精神を落ち着かせることは有効な対処だと言える。
仕事自体にも変化を持たせた方がいいかもしれない。何でも自分だけで抱え込まず、部下を信頼し仕事を任せることも必要だ。物事を俯瞰できる位置に立ち業務全般を確認することができれば、心の余裕もできてくるだろう。
精神が落ち着き心の余裕ができてきたのであれば、自分が得意とすることや成功しやすい簡易な業務から少しずつ解決していくことが順番としては望ましい。
このような経験を乗り越えた時こそが、ビジネスパーソンとしてのさらなる成長に繋がっていく要因となるのかもしれない。
文・藤瀬雄介(スポーツ・ヘルスケアライター)/ZUU online
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