「飲み会弱者」に配慮する

お酒が飲めない、不特定多数と話をするのが得意ではない、そもそも飲み会が好きではない人は、飲み会においては「弱者」と言える。そんな人達にいかに配慮できるかが幹事の腕の見せ所だ。

お酒が飲めない人にやたらと飲ませたがる人がいるが、それはマナー違反。幹事としてはさり気なくかばう行動が求められる。会場選びの際にソフトドリンクの充実した店を選択する方法もある。飲めない分は食べ物を積極的に勧めるか、会計時に優遇する。

あえて一番盛り上がっていない席に座るのも良い手だ。飲み会自体に不満がある層を満足させることができたら、その飲み会は成功と言える。何もしなくても盛り上がれるテーブルはそのまま任せて、シラけている席の「盛り上がり格差」の是正に努めるようにしよう。ただし静かに飲みたい人もいるので、一方的にハイテンションで話しかけるのではなく、あくまでもスマートに行きたい。

参加者の誕生日や記念日を調べておく

中だるみの時間を作らないために、サプライズは必ず用意したい。最も喜ばれるのは誕生日祝いだ。

優秀な幹事はいつの間にか参加者の誕生日を調べていて驚かされる。Facebookで共有しているならすぐに確認できるが、事前に雑談などで聞いておくことも可能だ。この際、その月であれば厳密に日付までは気にしなくて良い。バースデーケーキのサービスが付いてくる店もある。

誕生日でなくとも結婚記念日や出産祝いでも構わないが、プライベートなイベントについては参加者の状況や価値観を十分考慮してから行いたい。婚活中や妊活中の人がいる中で盛大に結婚や出産のお祝いをするのは、たとえクレームがなかったとしても配慮した方が良いだろう。もちろん、全員で祝福できるのであればそれに越したことはない。

幹事疲れを顔に出さない

ここまでお読みいただいて分かるように、幹事は大変である。「幹事疲れ」という言葉もあるくらいだ。しかし、幹事がバタバタと走り回っていたりグッタリ疲れた顔をしたりしていると、せっかくの雰囲気を崩してしまう。ねぎらいの言葉が欲しいのをぐっとこらえて、何でもない涼しい顔をしているのが幹事の鑑だ。

以上、デキる幹事なら「コッソリ」気をつけておきたいことを7つご紹介した。飲み会に限らずあらゆることに関して成功の秘訣が語られているが、現実に成功のカギを握るのはこのような「コッソリ」したことである。飲み会の幹事を任されて憂鬱かもしれないが、将来リーダーを務めるプロジェクトの予行演習だと思って、楽しんで取り組みたい。

文・ZUU online 編集部/ZUU online

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