国連では毎年「世界幸福度報告書」を発表しています。よく幸福度が高いといわれているのは北欧ですが、日本は何位なのでしょうか?
幸福度は何をもとに決めるの?
2020年3月20日には「世界幸福度報告書」の最新版が発表されています。なかでも注目すべきは「世界幸福度ランキング」。幸福度ランキングは次の調査項目をもとに決定されています。
・人口当たりのGDP
・社会支援の充実度
・健康寿命
・人生の選択の自由度
・寛容さ
・腐敗への認識度
2020世界幸福度ランキングトップ3はヨーロッパが独占
「世界幸福度ランキングトップ3」はヨーロッパが独占しました。幸福度が高いのは次の3国です。
1位 フィンランド
2位 デンマーク
3位 スイス
1、2位は福祉国家で知られる北欧の2国、3位のスイスも「シニアの楽園」と呼ばれる福祉国家です。
これらの3国に共通している点は、社会福祉制度が非常に充実している点です。具体的には、福祉や教育などの公的制度が整備されており、ワークライフバランスを取りやすい環境が整っています。
また、これらの国ではジェンダーギャップ指数も高めです。2020年版ジェンダーギャップ指数ではトップ3の全てが20位以内に入っています。
もう一つ特徴的なのが、この3国はいわゆる経済大国ではないこと。国の経済力の高さと国民の幸福度は必ずしも結びつかないようです。