【東京の博物館】穴場のおすすめ博物館
東京農業大学「食と農」の博物館
企業の博物館以外に、実は大学にも一般の人が訪れて楽しめる博物館があります。世田谷区にある東京農業大学の「食と農」の博物館は無料で入館することができ、農業について詳しく学ぶことができます。食と農業はすべての人の生活にも関わってくることなので、どんな方でも興味を持てるでしょう。またクリオネの生体展示をしていたり、かわいい動物がいたりと、生きている生物を見ることもできます。植物園もあり、農業大学ならではユニークな博物館を楽しむことができます。
またこちらの博物館の見学後にぜひ訪れたいのが、博物館の1階にあるカフェ「egg(東京農大世田谷通り店)」です。お店の中は2階まで吹き抜けになっており、とても開放感のあるオシャレな雰囲気です。店名の通り、メニューには卵を使った料理が並びます。黄色が美しいオムレツや厳選された卵を使って作られたパンケーキやプリンが味わえます。緑に囲まれ落ち着いた店内で食事が楽しめる穴場スポットです。
凧(たこ)の博物館
昔の凧(たこ)を数多く展示をしているのが、東京の老舗洋食レストラン「たいめいけん」と同じビルに入っている「凧の博物館」です。大きな博物館とは違い、ビルの中にある小さな展示スペースですが、数多くの種類の凧が集められており、見ごたえがあります。大人になると凧あげなどする機会もなくなるので、見ることもなかなかないと思いますが、凧を見ると昔を懐かしく思い出す人もいるでしょう。こちらには「江戸凧」と呼ばれる江戸時代、日本独自の文化の中で作られていた美しい凧を見ることができます。
凧の博物館を訪れた後は、ぜひ同じビルの1階、2階にある「たいめいけん」のレストランの味も楽しんで行くとよいでしょう。昭和6年開業の老舗の洋食レストランとして名高いこちらのお店で最も有名なのが伊丹十三監督の映画「タンポポ」に登場する「タンポポオムライス」です。それ以外にも様々な洋食メニューがそろっており、老舗洋食店らしい歴史を感じる店内で美味しい食事が楽しめます。
早稲田大学坪内博士記念演劇博物館
早稲田大学の敷地内にある「坪内博士記念演劇博物館」は「エンパク」と呼ばれている演劇の博物館で、入館料無料でどなたでも楽しめるのでおすすめです。博物館の名前となっている坪内 逍遥(つぼうちしょうよう)は今、私たちが普通に読んでいる小説を最初に日本で生み出した人物であり、翻訳家や劇作家としても活躍しました。館内では日本のみならず、世界の演劇に関する様々な展示を見ることができます。また博物館の建物は昭和3年に建てられた歴史的建築物であり、美しい洋館で趣があります。
そしてこちらの「エンパク」のHPではオンラインミュージアムが楽しめます。自宅で坪内博士記念演劇博物館にある展示物を見ることができます。博物館で実際見るとなると一つずつの展示物を見る時間も短くなりがちですが、自宅で時間を気にせずじっくりと見て学ぶのもおすすめです。