岐阜県・飛騨高山の冬のメインイベントとも言える、新酒の祭典「7蔵のん兵衛まつり」。従来は、屋外の会場に集まった各蔵元の簡易テント内でお酒を味わうというスタイルでしたが、2020年からは、参加者が各蔵元へ足を運ぶという新スタイルに変更されました。今回は、そんな新しくなった「7蔵のん兵衛まつり」を完全攻略する方法について、余すところなくご紹介致します!
飛騨高山7蔵のん兵衛まつりの基本情報
まずはこのお祭りの基本情報をご紹介しますね!
開催期間
のん兵衛まつりの開催期間は毎年1月~2月頃となっています。というのも、この時期は飛騨高山の酒蔵がその年の新酒をお披露目する時期となっているので、作り立ての日本酒を楽しむことができるのです。2021年はコロナの影響で期間が延期され、3月5日~3月28日までの開催となっています。
参加料金
のん兵衛まつりのチケット購入方法は、大きく分けて以下の2つ。
- ①参加当日に現地(各蔵元・中橋観光案内所・濃飛バス高山バスセンター)で購入(3,000円)
- ②岐阜県以外のコンビニで前売りチケットを購入(2,700円)
チケットには、7つの酒蔵で2杯ずつの試飲ができる券(正式名称は御酒飲帳(ごしゅいんちょう)と言います!)に加えて、限定エコバッグ、お猪口が付いてくるので、旅の記念品として帰宅後も楽しめますよ。
ちなみに、限定エコバッグはおまつりへの参加者である証として持ち歩くというルールがあります。一方、お猪口はお土産なので、お祭り中に使用することはありません。
開催時間帯
期間中は毎日、10:00~12:00、13:00~16:00の間におまつりを楽しむことができます。なお、期間中であれば、一冊の御酒飲帳を数日に分けて使用することもできます。もし高山近隣に1泊する予定であれば、2日間かけて回るのもおすすめですよ。
いざ、のん兵衛まつりを攻略!基本的な回り方
続いて、このお祭りの攻略方法をご紹介します。後半では、参加して分かった「事前に知っておくと良いこと」もご紹介しますね。これを読めば完全攻略できる内容となっています!
酒蔵と聞くとなんだか敷居が高いイメージがあったりと、その雰囲気が気になりますよね。ここでは当日スムーズに楽しむため、一連の流れをお伝えします。
なお、7蔵のん兵衛まつりでは、名前の通り全部で7蔵元のお酒を楽しむことができますが、うち2蔵(川尻酒造場・平田酒造場)は蔵元内ではなく、中橋観光案内所での試飲となります。
参加蔵元は公式HPにてご確認ください
入場前にコロナ対策
蔵元に着いたら、まずは感染症対策として入口でカメラ検温・アルコール消毒を行います。言うまでもなく、マスク着用で入場してくださいね。
御酒飲帳を提示して受付
続いて、入口にいらっしゃる係の方に御酒飲帳を提示します。その際、蔵元の記念印を押してもらい、試飲確認枠に日付を入力してもらいます。ちなみにこの記念印はそれぞれの蔵元によって凝ったデザインとなっており、観光客がこのおまつりを楽しめるようにという愛情を感じます。
試飲セットを受け取る
受付が終わったら、係の方から「メダル」と「コップ」の試飲セットを受け取りましょう。1杯の試飲なら1セット、2杯の試飲なら2セットをもらってくださいね。
美酒に酔いしれる
さあ、いよいよ試飲タイムのスタートです。受付でもらったメダルとコップを持って、試飲エリアへと進みます。
試飲機の前に来たらメダルを投入し、コップをセットして、試飲したい銘柄のお酒の上にある青色のボタンを押しましょう。一度ポチッと押せば1回分の量が自動で出るので、大切なお酒をこぼしてしまう心配はありませんよ。
余談ですが、試飲会場の雰囲気は各蔵元によってそれぞれ異なっているので、それもお楽しみのひとつ。薄暗い、昔ながらの酒蔵の雰囲気を感じながら立ち飲みを楽しむ蔵元や、椅子が用意されている中でゆっくり座って試飲できる蔵元まで、色々と面白い体験をすることができます。
写真のように、日本酒について少しお勉強できる展示がある蔵元もありますよ。それぞれの蔵元らしさも格好の酒の肴となり、美味しい地酒の隠し味となるかもしれません。