いっそ何も口出ししないのもアリ
もちろん、宿題は「毎日やらなければいけないもの」です。とはいえ、「やりなさい!」「あとでする」という問答が続くと、ママも子ども、疲れやストレスが倍増してしまいそう。これは筆者の体験ですが、長男が小学校2年生のとき、あまりに宿題を後回しにして、マンガやらゲームに夢中なので、もう何も言わないことにしたんです。案の定やらずに寝てしまい、翌朝「あ、やってない! どうしよう……」と涙目。前述したように怖い先生だったので、クラス全員の前でけっこう怒られたようです。小さいながら、相当こたえたんでしょうね。この日を境に自分からテーブルに向かうように。
親がカバーすることも大切ですが、「親でない第三者にちゃんと叱られてきちんと反省する」という経験もとても大切だと思うんです。
ママは仕事、子どもは学校&学童。それだけで心身ともにかなり疲れているはず。
それに加えて宿題をめぐる言い争いでさらに疲れ果てるより、子どもの好きなことをエサにやらせる、あるいは先生に叱られる(もちろん、できればそうなる前にやったほうがいいですが)。それでいいと思うんです。
小学校&学童生活にも慣れて、自分でペースがつかめてくれば、自ら宿題に取り組むようになる。そう信じて長い目で見守りたいですね。
ライター 田崎 美穂子
元大学出版会編集者、大学生向けのテキスト編集を担当。小学校5年、3年、1歳児の母。ママ友ネットワークを駆使した共感できる記事を執筆
提供・LAXIC
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