(本記事は、弦本卓也氏の著書『超ど素人がはじめる不動産投資』、翔泳社、2019年1月21日刊の中から一部を抜粋・編集しています)

【『超ど素人がはじめる不動産投資』シリーズ】
(1)不動産投資は本当にコワい?家賃だけではない収入にも注目
(2)不動産投資「手持ち200万」で買う具体的なシミュレーション方法
(3)なぜ不動産投資は初心者でもプロになれるのか
(4)こんなケースはNG!悪い不動産会社の見分け方

不動産会社はどんな仕事をしているの?

不動産を取り巻く仕事

不動産は、土地と建物があり、土地の上に建物を新築したり、解体したりを繰り返しています。

また、土地や建物は売買や賃貸をされています。

そうしたさまざまな流れの中で、さまざまな専門の会社が協力をし合っています。

新たに建物を建てるときには、設計や建築を行う会社が、売買や賃貸を行うときには、それを仲介する会社や、その価値が妥当なのかを調査や鑑定する会社などがあります。

不動産会社のビジネスモデル

不動産会社のビジネスモデルは、大きく3つに分かれます。

1つ目は、自社で商品を作って売ることで、利益を得るモデルです。

主に新築のマンションや一戸建てを販売している会社に多いです。

2つ目は、自社では商品は作らないものの、誰かの商品を紹介することで、仲介手数料をもらうモデルです。

仲介会社と呼ばれるこれらの会社は、さまざまな物件を取り扱っています。

この場合は、仲介が成立したときに初めて、あらかじめ決められた仲介手数料が支払われます。

3つ目は、誰かの物件を調査したり、管理したり、工事したりするモデルです。

どのくらいの人数と時間が必要かを事前に見積もり、工賃として計算された人件費をもとに、報酬をもらいます。

このように、不動産会社は、さまざまなビジネスモデルで事業を行っています。

それぞれ専門の分野の仕事を分担したり、自社の他部門と連携をしたりしながら、それぞれの事業を展開しています。