不動産投資のお金をシミュレーションしよう
200万円で物件を買う例
引き続き、手持ちの資金が200万円の例で、その後のお金の流れをイメージしてみましょう。
この例では、1000万円の物件を買うために、銀行で870万円のローンを借りました。
ここでは、金利4%で20年間のローンを借りたとすると、月々のローンの返済額は約5万円になります。
一方で、物件を貸したときの家賃の収入は毎月8万円で、管理費やリフォームなどの費用が1カ月あたり1.5万円だったと仮定します。
すると、年間の収支は15万円のプラスとなります。
この物件を20年後に、700万円で売ったとします。
すると、家賃の収入とあわせて、全体では795万円の利益になります。
この例では、初めの手持ち資金は200万円でした。
20年間で795万円が手元に残るということは、実に4倍近くになる計算になります。
シミュレーションをしてみよう
不動産投資をシミュレーションするときには、金額の大きなものから順に考えましょう。
まずは、物件を買うときと売るときの金額です。
これらは築年数をもとに物件自体の価格から計算します。
物件を買うときには、諸費用もあわせて計算しましょう。
次に、物件を貸すときの家賃と、月々のローンを返す金額を計算します。
月々のローンでは、無理なく返せる金額かを確認します。
そして、定期的に必要な、リフォームの金額を試算します。
弦本 卓也(つるもと・たくや)
1987年、埼玉県生まれ。大学卒業後、大手広告会社「リクルート」にて不動産メディア「スーモ」(SUUMO)の運営に従事。新卒で入社して現在まで、スーモのメディアづくりや、組織づくりに従事。また、リクルートグループ内の部活動制度にて「大家部」を立ち上げ、部長を務める。現在は家賃年収1,400万円を達成しながら、満室経営を続けている。お金面とビジョン面の両立を大切にしており、モットーは「一人ひとりの可能性をもっと世の中に」。会社員を続ける傍ら、学生時代に起業した会社とあわせて、現在は株式会社を2社経営。投資家として若手実業家の支援なども手がける。
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