コーヒー豆を食べる時に気を付けるべき3項目
コーヒー豆を食べることで様々なメリットが得られますが、同時に注意しておくべき点もあります。食べ過ぎないこと、水分を用意しておくこと、古い豆を食べないこと、です。それぞれ見てみましょう。
食べ過ぎない
コーヒー豆には、カフェインが多く含まれています。コーヒーを飲み慣れているからといって食べ過ぎるのは危険です。
一日10g程度が目安
カフェインは、世界各国で上限を設定されています。日本では数値の設定がありませんが、カナダやアメリカで「健康な成人は一日400mgまで」、欧州食品安全機関では、健康な70kgの成人で一度に200mgまでと決められています。過剰摂取を防ぐため、目安にしましょう。
しかしそうは言っても「今日は、何gのカフェインを取った」など把握できないですよね。そこで、コーヒー豆に含まれるカフェイン量を計算してみましょう。
コーヒー粉末10g・お湯150mlで淹れた場合、そのコーヒーのカフェイン量は90mgになります。(参照:factsheets_caffeine.pdf (fsc.go.jp))抽出するとカフェインが8割ほど溶け出すとされるため、豆10gの状態でのカフェイン量は108mg程度と算出できます。
もちろん焙煎の程度などでも変わってくるため一概には言えませんが、18g程度までは一度に食べても大丈夫という計算です。
しかしカフェインは、他のエナジードリンクや清涼飲料水などにも含まれています。カフェインが体から抜けるまでの時間や他の飲食物のカフェインを考慮して、一日10g程度までを目安とし一度にたくさん食べないようにしましょう。
体調を考慮しながら食べる
コーヒーを飲み慣れている方でも、場合によっては体調を崩してしまう可能性もあります。吐き気や腹痛といった胃腸症状や動悸、不安感といった症状が出る可能性があるため、一度にたくさん食べないようにしましょう。
水分を用意しておく
コーヒー豆は水分に溶けにくく、食べるとコーヒー豆のかすが口に残ります。そうしたかすを飲み込んだり、咳こみを防止したりするために水分を用意しておきましょう。カフェインの取りすぎにならないよう、コーヒーや紅茶でなく水を用意しておくのが安心です。
古い豆を食べない
コーヒー豆を食べる際は、その鮮度も重要になります。それは、コーヒー豆の油分が関係するため。
コーヒーに含まれる油分は、ドリップすればコクのある味わいや香りを楽しませてくれます。しかし古い豆はこの油分が酸化し、胸やけや吐き気などの胃腸症状を起こしてしまう可能性があるのです。食べる際も、ドリップする際も、古い豆は使わないようにしましょう。
コーヒー豆を食べる理由とは
普段生活をしていて「よし、コーヒー豆を食べよう!」と思うことはあまり多くないと思います。しかし、実はコーヒー豆を食べている方は多くいます。その方たちはなぜ、コーヒー豆を食べるのでしょうか。TwitterなどのSNSでは、主として
- 眠気覚まし
- 間食の予防
- 禁煙のため
- 口臭予防のため
- お菓子のアクセントに使う
という理由を挙げている方が多いです。また、最も多かった理由は「眠気覚まし」で、一度に食べる量は5,6粒ほどという方が多いです。
まとめ
コーヒー豆はそのまま食べても大丈夫な食品です。得られるメリットも多く、適切に摂取するのであれば健康に役立つでしょう。しかしカフェイン量や鮮度の問題には注意が必要です。
実際にコーヒー豆を食べてみると、浅煎りは硬め、深煎りは軽めのザクザクとした食感とともに、ダイレクトに香りや苦みを味わうことができます。あなたもぜひ、産地や焙煎具合を変えて食べ比べてみたり、眠気覚ましに使ってみたり、飲む以外でもコーヒー豆を活用してみてください。
提供・Cafend
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