韓国で賃貸契約時に必要な「チョンセ金」

韓国の賃貸事情(写真=筆者撮影)

江南の人気ぶりは全国のアパートチョンセ金にも表れています。

チョンセ金とは、賃貸契約時にまとまった保証金を支払うことで月々の家賃を支払う必要がなくなる韓国独自の住宅賃貸制度。家賃の代わりに契約時に住宅価格の約7~8割程度の金額を貸し手に支払うと、契約終了時に全額返還される仕組みになっています。

2018年9月に発表された2017年から2018年7月の全国のアパートチョンセ金の最高上位20ヵ所を見ると、すべてソウル圏内のアパートで、そのうち18件を江南3区(江南・瑞草・松坡区)が占めています。1位のアパート(専有面積 237.74平方メートル)のチョンセ金は40億ウォン(約4億円)で、これはソウル圏平均チョンセ金の約10倍にあたる金額です。

ちなみに、20位すべてのチョンセ金額が20億ウォン(約2億円)を超え、上位10位は30億ウォン(約3億円)を超える金額で取引されています。

2018年の8月には、アパート売買では初めて3.3平方メートル(1坪)当たり1億ウォンを超え100億ウォン以上で売買されるところも出てきています。再開発・再建築が進むにあたり、まだまだ不動産における韓国ドリームは続きそうです。

文・中嶋一恵(地球の歩き方 ソウルWeb特派員)

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