韓国のシンガー、PSY(サイ)の「江南スタイル」の世界的ヒットで、韓国内外での認知度も高まった江南(カンナム)地区。コミカルなダンスと曲の雰囲気とは違い、セレブ層も多く住むハイセンスなカンナムをご紹介します。

韓国の流行発信地でもある「カンナム」

流行の発信地カンナムにはおしゃれな造形のビルも建ち並ぶ
(写真:iStock)

本来はソウルの中心を流れる漢江の南側ということで、「江南(カンナム)」と呼ばれるようになりましたが、現在は江南区や瑞草(ソチョ)区エリアを「江南」と呼ぶことが多く、住民にとっては富裕層エリアというイメージが強いようです。

特に、清潭洞(チョンダムドン)や狎鴎亭洞(アックジョン)のブランド通りにはGUCCIやVUITTONなどが並び、韓国のトップデザイナー達のブティックが集結。ここ10年のうちに人気ショップが並ぶストリート「カロスキル」もでき、ソウルの最新トレンドを発信しています。 

意外に浅いカンナムの歴史

1975年に新設されたばかりのカンナム
(写真=筆者撮影)

そんなハイセンスな江南の歴史はそこまで古くありません。

江南区が新設されたのは1975年10月。農地の多かった土地にアパートが建ち始め、漢北に集中していた都心機能が江南に分散されます。次第に有名高校が江南に移動し、人が江南に集中するようになります。

再開発・再建築によって不動産価格はますます上昇。今では江南の不動産価格は全国の不動産価格を左右する、韓国全体の不動産の基準値のようになっている状況です。

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