みなさんは普段、見た目に気をつけていますか? 毎日お気に入りの洋服を着て、バッチリメイクを決めていても、根本的な「身だしなみ」ができていないことには、せっかくのオシャレも台無しになる一方……。オシャレなアイテムを選ぶ前にを気をつけておきたい、身だしなみについての話。
洋服やメイクで“イイ女”が決まるのではない
毎日お気に入りの洋服を身につけて、メイクもバッチリ。朝からコテでしっかりとカールをキープした巻き髪を揺らし、コツコツとヒールを鳴らして歩くのがイイ女……そんなイメージを持っている方は多いことでしょう。けれど、洋服やメイク、髪型だけでオシャレな雰囲気が出来上がるのかというと実際はそうではありません。身につけたアイテムに仕立てあげてもらうのではなく、身につけたアイテムを魅力的に見せることができる女、それがイイ女なのです。
そのためには外側だけではなく、小さなケアや見えないアイテム選びがとっても重要。今回は、気をつけておきたい“身だしなみ”についてです。
身につけたアイテムが魅力的に見える“身だしなみ”とは
身だしなみとは、見た目(容姿)をよく見せようとした洋服などのマナーのことを言います。つまりは、“清潔感”がキーワードとなります。選ぶアイテムがいくら可愛くても、高級であっても、ケアをされていないボロボロな見た目では、身だしなみが整っているとは言えません。清潔感をキープするためには、選んだアイテムをよりよく魅せるためのケアが必要になるのです。
服のシワ・汚れのチェック
まず、身につけるアイテムを選ぶ時には、シワや汚れがないかをチェックしておきましょう。どれだけ可愛いお洋服も、シワだらけになっているとだらしのない印象になってしまいます。アイロンをしっかりとかけてシワを伸ばし、埃や毛玉がついている場合はコロコロなどを使って取り除いて。
ヨレヨレのスーツを着ている男性に「デキる男」の印象がつかないのと同じように、シワや汚れがついている女性に良いイメージは持たれません。
もちろん汚れも。今は、持ち運びもできる簡単シミ取りアイテムなどもあるので、汚れが気になる方は持ち歩いておくことをオススメします。
下着の“透け”や“形”を意識する
時々、「レースがたくさんついた下着を身につけているんだろうな」と気づくことがあります。とくに女性は薄手のニットや、カットソーを身につけている方が多いので、下着のデコレーションがわかりやすいのです。夏場は、ブラの紐が見えている方や、うっすらと下着が透けている方も目にします。これに対して興奮する男性が多いと聞いたことがありますが、大人の身だしなみとしては良いものではありません。
洋服に響かない下着を選ぶこと、そして洋服の素材に合わせてインナーを身につけることがよりスタイルをよく見せてくれます。貞操観念の低い女性だと思われることがないよう、下着の透け具合や形については、全身鏡でしっかりと見ておいて。背中にハミ出たお肉が目立っている場合もあるので、バックスタイルをチェックするクセもつけておいてください。
ヒールの減りや擦れは定期ケアで
パンプスのヒール部分のゴムが取れていたり、ヒール部分が擦れて傷になっていたり……。外出することが多い働く女性には、靴の定期ケアが欠かせません。ヒールのゴム部分が取れてしまい、カン! カン! と甲高い音をたてて歩いている女性も見たことがありますが、そんな場面に遭遇するたびに「もう少し前にケアをしておけばよかったのに……」という気持ちになります。
オシャレは足元からということわざがあるほどに、足元の印象は大切なものです。ヒールは女性らしさを表すアイテム。定期的なケアをする、または安い靴をこまめに買い換えるなど、しっかりと対策を。
全身オーバーサイズをやめる
自分の体型を眺めて、輪郭がボヤけているのに気がつくと、ついオーバーサイズのゆったりとした洋服を身につけようとしてしまいます。けれど、全身ゆとりのあるダボダボスタイルは、よりスタイルを悪く見せてしまうことに。また、ゆとりのある洋服を身につけることが習慣化することによって、より自分のスタイルから目を背けるのが上手くなってしまうのです。
自分の体型をしっかりと見つめて、締まっている場所はしっかりと強調するように、メリハリのあるスタイル作りを心がけて。定期的にタイトな洋服を着ると身が締まります。自分に似合わないサイズの洋服を着用していないか、しっかりとクローゼットの中をみてみてください。
全身プチプラアイテムからの卒業
毎日身につけるアイテム、全てをハイブランドで固めるのは難しい話です。けれど、長期的に使うことのできるアイテムには投資しておきたいもの。
全身をプチプラアイテムで固めてしまうとどうしてもチープな印象がついてしまうのです。トップスがプチプラなら、ボトムスにお金をかける。洋服がプチプラなら、バッグや靴、または身につけるアクセサリー、時計にお金をかける。こういったバランスが大切です。人が身につけているアイテムのブランドをわざわざチェックする人はいないかもしれませんが、一点豪華主義を心がけておくだけで他人からの見え方も変わるはず。