いまの時代を生き抜くうえで、マネーリテラシーは重要な能力です。子どものマネーリテラシーを高めたいと思うなら、誕生日プレゼントに株式を渡してみるといいかもしれません。マネー教育の一環として、株式をプレゼントする方法と、その際の注意点を解説します。

マネー教育で「投資」を重視すべき理由

子どものマネーリテラシーを高めたいと思うなら、お小遣い制だけでは不十分といえます。なぜならお小遣い制では「浪費と消費の違い」を学ぶことはできても、「投資」について学ぶことはできないからです。

富裕層の多くは、投資の考え方を明確に持っています。お金は使って失われるものではなく、姿を変えて自分に利益をもたらしてくれるものと考えているのです。

幼い頃から投資の考え方に触れることで、子どもの人生はより豊かになることでしょう。

子どもに株式をプレゼントする方法

いまの時代、ミニ株であれば、数百円・数千円単位で購入できます。また、子どものためにいただいたお祝い金を運用するため、子ども名義で証券口座を開設する親もいます。子どもに株式をプレゼントしようと思ったら、まずは子ども名義で証券口座を開設しましょう。

その後、子どもに株式について説明し、好きな銘柄を選ばせます。「選び方次第で、将来2倍・3倍になる可能性があること」も忘れず伝えましょう。

子ども自身が、アプリなどで現在の評価額をチェックできるようにすることも大切です。そうすることで、子ども自身も楽しみながら経済について学べます。

また、子どもならではの視点は、親にとっても新たな気づきになるかもしれません。家族で気軽に株式投資について話し合う環境であれば、子どものマネーリテラシーは自然と育まれることでしょう。