わずか1,000円が285億円になったビットコイン
「仮想通貨の代表的通貨であるビットコインに至っては、2009年10月に1BTC(ビットコイン)=0.07円に対して、2017年12月には1BTC=200万円を突破しました。倍率にして2,857万倍超。極端な話、0.07円で1,000円を投資しておけば、285億7,000万円になっていたのです。制度がスタートしたばかりの金融商品は、FXにしろ仮想通貨にしろ、誰もが危険だとか、怪しいと思っていたはずです。しかし、そこを敢えてリスクを取ってチャレンジした人が億り人になれたのです」(藤井さん)
一方、個別銘柄を選んで投資する株式投資の場合は少し異なります。FXのようにレバレッジは掛けられますが、信用取引を活用しても最大で3.3倍程度。また、仮想通貨のように極端な値上がりもそうそう期待できません。株式市場では、株価が10倍になった銘柄を「テンバガー」と呼んでいますが、そんな銘柄は1年間に1銘柄あるかないか。株式投資のプロでも3,600社以上ある上場銘柄から探し出すのは至難の業です。
「もちろん、株式投資でも億り人は誕生していますが、私自身が本当にスゴイと思えるのは一握りです。ほとんどの投資家は無茶苦茶で非常識な投資手法で資産を増やしており、ひとつ間違えば破産に追い込まれても不思議ではない状態なのです」(藤井さん)
本特集の2回目では、億り人たちが狙う銘柄の特徴をご紹介します。
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