新型コロナウイルス感染症(正式名称「COVID-19(coronavirus disease 2019)」)が世界各国で猛威を振るう中、日本でもスーパーや薬局の棚からは軒並みマスク、トイレットペーパー、アルコール除菌グッズが無くなっています。 そんななかで、どうやって予防すればいいの?マスクってどうやって洗うと殺菌や除菌されるの?日光にあてると殺菌されるの?と、不安に感じられる方も少なくないのではないでしょうか。今回は、自宅にあるものでマクスの除菌の仕方について、どう対処すればいいかをご紹介します!
布マスクの洗い方。漂白剤は使っていい!
だんだんと品薄になり、もはや店頭で見かけることすら難しくなってしまった使い捨てマスク。それならばと、布やゴムを使って手作りしたご家庭も多いのではないでしょうか?
布マスクは、都度購入しなくても繰り返し使えることが大きなメリットですが、気になるのは正しいお手入れ方法です。様々な菌や汚れが付着しているであろうマクス表面をどのように洗うのが正しいのでしょうか。
- 洗う頻度は、1日1回。
- 方法は洗濯機よりも手洗いが推奨されていますが、洗濯ネットの使用を駆使して傷みにくいよう洗うのがポイント。
- 漂白剤の使用はよしとされており、柔軟剤を使用しないこと。
- 手洗いしたあと、乾燥機を使用せずに、陰干しの自然乾燥がより良いようです。
漂白剤は次亜塩素酸ナトリウムですので、除菌効果もありそうですね!ただし、口や鼻を覆うものなので、徹底してすすぐなどに気をつけたいところです。
他に、80度以上の熱湯に10分以上さらしておくのも有効だそうです。「うちの子どもはまだ小さいのに漂白剤につけたもので口を覆うのは心配だな。」など、漂白剤に抵抗感のある場合には、熱湯で煮沸消毒するのも安心ですね。
洗うときのポイント
「汚れたら洗う」ことも必要ですし、一時的にマスクを外す場合の注意もお忘れなく!マスク外部に触るなどを避け、マスクを外す場合は紐を持って外すなど、気が付いたことからしておくのも、ちょっと面倒だけれど重要なことですね。どんなものでも、道具は使い手の意識で効果が発揮されたり、されなかったりするものなので、意識することが一番大切なのではないでしょうか。
洗濯の際は、使用していくことによって耳当ての部分は伸びやすいので、強い力のかからないような工夫があると良いでしょう。布マスクの需要が増えてからは、材料も品薄になっている可能性があります。「付け替えればいいや!」と甘くみていると、「つかけえられるものがない!」なんて可能性も考えられます。マスク自体に負担をかけない工夫をしておくと、長く快適に使えますね! ※引用元:厚生労働省サイト
家庭用洗剤での除菌、どうやってすればいい?
家庭で除菌といっても、まずはどんなものなら効果があるのかが気になりますよね。 厚労省からは、次亜塩素酸ナトリウムでの除菌が推奨されているようです。
新型コロナウイルスに関しては、食器・手すり・ドアノブなど身近な物の消毒には、 アルコールよりも、熱水や塩素系漂白剤が有効です。
引用元:厚労省公式サイト
これは意外ですね!アルコールが品薄になるなどから、アルコールの方が効果が高いのではないかと考えていた方も多そうです。
ハイターで洗うことできるの?
次亜塩素酸を含むとは、家庭用にある洗剤でいうと、キッチンハイターや、ハイター(家庭用塩素系漂白剤)などがこれにあたるようです。見覚えのあるものなので、安心して使用することができますね!
それでは具体的に洗い方を紹介します。
ドアノブなど身の回りのものに使用する際は、0.05%の次亜塩素酸ナトリウム(薄めた漂白剤)で拭いたあと水拭きなどで除菌効果を発揮するようです。また、家族でも共用の機会が多く使用頻度の高い洗面所やトイレの清掃には、市販の家庭用洗剤を使用し、すすいだ後に、0.1%の次亜塩素酸ナトリウムを含む家庭用消毒剤を使用することが推奨されているようです。トイレでは排泄物、洗面所では飛沫が残る場合もあるために濃度が高く設定されているのかもしれません。
これらの洗剤を使用する際には「混ぜるな危険」という表記があるように、様々な種類の洗剤が混ざらないよう注意が必要そうです。特に、次亜塩素酸ナトリウムは塩素系なので、絶対に酸性の洗剤とは同時に使っちゃダメですよ!使用すると傷みやすい素材もあるので、濃度と素材にくれぐれもご注意くださいね。
【注意事項】
- 家事用手袋を着用して行ってください。
- 金属は腐食することがあります。
- 換気をしてください。
- 他の薬品と混ぜないでください。 引用元:感染予防対策チラシ、【厚生労働省サイト】新型コロナウイルスの感染が疑われる人がいる場合の家庭内での注意事項