高配当の株主優待銘柄【9月】
続いて9月権利確定の銘柄(3月と重複する銘柄は除く)から、実質利回りランキングをみてみましょう。
(1)サカイホールディングス(9446):実質利回り7.94%
【データ】権利確定9月、配当金25円、配当利回り4.41%、優待利回り3.53%、株価567円
【優待内容】優待利回り基準=2,000円分
- 500株以上:オリジナルカタログギフト2,000円相当
(2)第一興商(7458):実質利回り5.81%
【データ】権利確定3月・9月、配当金113円、配当利回り3.08%、優待利回り2.73%、株価3,665円
【優待内容】優待利回り基準=1万円(5,000円×年2回)
- 100株以上:株主優待券500円券10枚またはCD1枚
- 1,000株以上:同500円券25枚またはCD2枚
(3)オートバックスセブン(9832):実質利回り5.75%
【データ】権利確定3月・9月、配当金60円、配当利回り4.31%、優待利回り1.44%、株価1,392円
【優待内容】優待利回り基準=2,000円分(1,000円×年2回)
- 100株以上:オートバックスセブンギフトカード1,000円分(1年以上保有)
- 300株以上:同5,000円分(1年以上3年未満保有)、8,000円分(3年以上保有)
- 1,000株以上:同1万円分(1年以上3年未満保有)、1万3,000円分(3年以上保有)
(4)ノエビアホールディングス(4928):実質利回り5.61%
【データ】権利確定3月・9月、配当金205円、配当利回り4.69%、優待利回り0.92%、株価4,370円
【優待内容】優待利回り基準=4,000円(2,000円×年2回)
- 100株以上:ノエビアグループ商品セット2,000円相当
- 1,000株以上:ノエビアグループ商品セットまたはノエビア商品フリーチョイス2万2,000円相当
(5)アサンテ(6073):実質利回り5.51%
【データ】権利確定3月・9月、配当金60円、配当利回り4.13%、優待利回り1.38%、株価1,453円
【優待内容】優待利回り基準=2,000円(1,000円分×年2回)
- 100株以上:三菱UFJニコスギフトカード1,000円分
(6)タナベ経営(9644):実質利回り5.48%
【データ】権利確定9月、配当金43円、配当利回り3.23%、優待利回り2.25%、株価1,333円
【優待内容】優待利回り基準=3,000円
- 100株以上:オリジナル手帳「ブルーダイアリー」(3,000円相当)1冊
(7)大和証券グループ本社(8601) 実質利回り5.47%
【データ】権利確定3月・9月、配当金22円、配当利回り4.63%、優待利回り0.84%、株価476円
【優待内容】優待利回り基準=4,000円(2,000×年2回)
- 1,000株以上:以下のA-CおよびWeb申込限定品から1点選択
A:名産品、雑貨2,000円相当
B:「会社四季報」1冊
C:寄付2,000円相当 - 3,000株以上:同2点選択
- 5,000株以上:・名産品、雑貨5,000円相当/・「会社四季報」2冊/・寄付5,000円相当から1点選択
- 1万株以上:同2点選択かWeb申込限定品(1万円相当)から1点選択
(8)ティーガイア(3738):実質利回り5.23%
【データ】権利確定3月・9月、配当金75円、配当利回り4.13%、優待利回り1.10%、株価1,818円
【優待内容】優待利回り基準=2,000円(1,000円×年2回)
- 100株以上:QUOカード9月1,000円分(1年以上保有は+1,000円分)、3月1,000円分
- 300株以上:同9月2,000円分(1年以上保有は+1,000円分)、3月1,000円分(1年以上保有は+1,000円分)
(9)アイナボホールディングス(7539) 実質利回り4.89%
【データ】権利確定9月、配当金36円、配当利回り3.83%、優待利回り1.06%、株価941円
【優待内容】優待利回り基準=1,000円
- 100株以上:QUOカード1,000円分
(10)パラカ(4809) 実質利回り4.66%
【データ】権利確定9月、配当金55円、配当利回り3.42%、優待利回り1.24%、株価1,610円
【優待内容】優待利回り基準=2,000円
- 100株以上:QUOカード2,000円分
まとめ:高配当の株主優待銘柄で、超低金利時代に着実な運用を
紹介した20銘柄は、超低金利時代に4.54~13.69%の実質利回りとなっており、魅力的といえるでしょう。QUOカードやギフトカードなどの金券優待は、配当と同じ効果がありますし、優待券も使う頻度が高いものであれば、インカムゲインの1つとみなすことができます。
高配当の株主優待銘柄に投資する際は、配当の支払いに無理がないか、優待内容があまりに手厚すぎないかをチェックする必要がありそうです。優待が廃止、もしくは縮小された場合は、株価も急落するリスクをはらんでいるからです。
また、3月優待の1、2、4位は、いずれもゴルフ場プレー割引の優待です。実質利回りは高くなりますが、ゴルフに行かない人にはあまりメリットはないといえます。ただし、これらの銘柄は配当利回りが3~5%あるので、優待を使わなくても実質利回りは高めです。
株式の値下がりリスクが気になる方は、高配当の株主優待株で安定したインカムゲインを狙う戦略も、
一考の価値がありそうです。
※本記事は2020年12月の情報をもとに制作しています。実際の銘柄選びにおいては最新の情報をご確認ください。
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