マネーブリッジはこんな人にオススメ

少しでも金利の高い銀行に預けたい

現在は超低金利時代ですが、銀行に預けても利息はほとんどつかないとわかっていても、少しでも金利の高い銀行に預けたいと考える人は多いでしょう。そういう人にとっては、マネーブリッジを申し込んだ楽天銀行の金利0.1%(税引き後0.079%)は大変魅力的です。

大手銀行の普通預金金利は2019年現在0.001%(税引き後0.00079%)、定期預金でも0.01%(税引き後0.0079%)程度です。300万円預けたとすると、楽天銀行では2,370円の利息が付きますが、大手銀行では定期預金でも237円です。2,000円あれば、少し贅沢なランチを楽しむことができるでしょう。

すでに楽天銀行を利用している

マネーブリッジのサービスを利用するには楽天銀行と楽天証券の口座を連携する必要がありますが、必ずしも楽天証券を利用する必要はありません。つまり、楽天銀行をすでに利用している人は、楽天証券の口座を作ってマネーブリッジを申し込むだけで、今までとまったく変わらない使い方をしても金利が5倍になるのです。

メイン口座として使っている人はもちろん、貯金用口座として楽天銀行を利用している人は、少し手間はかかりますが、マネーブリッジは検討に値するサービスと言えるでしょう。

楽天証券で取引をしている

楽天証券はインターネット証券の中でも人気なので、すでに楽天証券で取引をしている人は少なくないでしょう。現在楽天証券だけ利用している人も、マネーブリッジを申し込む価値はあります。

まず、入出金が自動的に行われるので、証券取引がとても簡単にできるようになります。また、楽天証券での取引に応じて、楽天銀行のハッピープログラムを通じて楽天スーパーポイントが貯まります。今まで通り取引をするだけで楽天スーパーポイントが貯まり、楽天市場での買い物などに利用できるので、マネーブリッジを利用して損をすることはないでしょう。

マネーブリッジの利用で気をつけたいこと

このようにメリットが多いマネーブリッジですが、利用にあたって注意すべきポイントもあります。便利でお得なサービスだからこそ、ポイントを押さえて賢く利用したいものです。

銀行の預金残高を確認しなくても株や投資信託が買えるのは便利ですが、やはり緊急時のための預金は必要です。投資に慣れてくるといろんな商品を買ってみたくなるものですが、緊急時の資金と投資用資金のバランスは常に確認するようにしましょう。

また、ポイントが貯まれば買い物に利用できたり、ステージに応じてATM手数料が無料になったりしますが、「あと1回取引すればステージが上がる」などと考えて必要のない取引をするのは避けたいもの。金融商品を買えば手数料がかかりますし、その分リスクを取ることになります。ポイントやATM手数料無料は、あくまでも「おまけ」と考えるようにしましょう。

楽天銀行利用者は検討する価値あり

楽天銀行のマネーブリッジについて紹介しましたが、投資をする予定はなくても、普通預金の金利が5倍になるのはやはり魅力的です。現在楽天銀行を利用している人は、申込んでみてはいかがでしょうか。ただし、特典目当てで必要のない取引をしないよう十分注意してください。

文・松岡紀史(ライツワードFP事務所代表・ファイナンシャルプランナー)

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