参考までに、五味の代表的な食べ物を示しておきましょう。
甘味・・・・砂糖、チョコレート、ケーキ、まんじゅう、アイスクリーム、など。
塩味・・・・塩、醤油、お味噌汁、たらこ、ポテトチップス、など。
酸味・・・・酢、梅干し、レモン、グレープフルーツ、みかん、など。
苦味・・・・コーヒー、ビール、苦瓜、ピーマン、パセリ、など。
うま味・・・こんぶだし、かつおぶし、など。
さて、これらの味覚は、体のどの部分で感じられるのでしょうか。
簡単じゃん!!舌でしょ!! とみなさん思いますよね。
まぁほとんど正解なのですが、 正確には、口の中にある、味蕾(みらい)と呼ばれる味細胞の集合体によって感知されます。
味蕾(みらい)は、舌だけじゃなく、舌以外の口の中(上あご、喉の奥など)にもあります。
味蕾の数は、諸説ありますが、舌には5,000~9,000個、舌以外の部分には2,000~2,500個あると言われているので、地獄で閻魔様に舌をちょん切られたとしても、かろうじて味を感知することはできそうです。
また、甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の基本味「五味」は、味蕾を構成する味細胞によって受容されるが、 それ以外の味は、味細胞を介さない、というように、科学的な区別があります。 (例えば、辛味は、みんな認識してる味ですが、味細胞を介さず、味蕾近傍の神経に作用する痛覚に近い感覚であり、基本味ではありません)
※日本味覚協会では、これらの基本五味(甘味・塩味・酸味・苦味・うま味)を 感じることができるか(味覚が良いか、悪いか)を楽しくチェックできるチョコレート
「味覚検定チョコ」
を開発・販売しています!
なお、味覚を感じる味蕾の数は、年齢を重ねるにつれて減少する、、という説もあるのですが、 話が長くなってきたので、詳しくは次回にしましょう!
本日のまとめ
- 五味(5つの基本味)は甘味・塩味・酸味・苦味・うま味
- 五味は「味蕾(みらい)」という味細胞の集合体で受容される
- 味蕾の数は1万個弱しかないが、あなたの未来には無限の可能性がある
提供・味覚ステーション
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