新宿駅から電車で約1時間のところにある東京・高尾山。美しい山々の絶景を楽しめるスポットから歴史あるパワースポット、さらに名物の「とろろそば」を味わえるお店まで見どころ満載!今回は、初めて高尾山に訪れる方でも1日で満喫できる5つの楽しみ方をご紹介します。

「高尾山」ってどんなところ?

東京・高尾山で日帰り登山を満喫♪おすすめの楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

高尾山(たかおさん)は、東京の西側・八王子市にある山。標高599メートルで登山が初めての方でも手軽に山歩きを楽しめるスポットです。途中108段の「男坂(おとこざか)」など、アップダウンのある山道を通りながら四季折々の植物を見られるほか、秋には紅葉で彩られ、日帰りでも美しい景色を眺めながら登山を楽しめます。

服装は普段着でも楽しめますが、時期によっては気温差があるので、羽織る服があると安心!また靴もハイヒールやサンダルなどは疲れやすいので、スニーカーやトレッキングシューズを履いて散策しましょう。

東京・高尾山で日帰り登山を満喫♪おすすめの楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

高尾山への最寄駅である「高尾山口駅」までは、新宿駅から京王線の特急に乗って約50分でアクセス可能。渋谷駅からは京王井の頭線で明大前駅で乗り換えた後、直通の特急列車に乗って約1時間5分で到着します。

京王線の各駅と高尾山口駅までの往復きっぷと、ケーブルカーまたはリフトの往復または片道のきっぷがセットになった「高尾山きっぷ」もおすすめ。トータルの運賃が2割引きになるので、ぜひ利用してみて。

【高尾山きっぷの情報】

  • <電話番号>
  • 042-357-6161(京王電鉄お客さまセンター)
  • <料金>
  • (往復)【新宿駅】大人(中学生以上)1,390円、小人700円【渋谷駅】大人(中学生以上)1,390円、小人700円
  • <主な発売箇所>
  • 京王電鉄の各駅(高尾山口駅を除く)
  • ※12月31日~1月3日は発売されません。
  • ※詳細は公式HPでご確認ください

【楽しみ方その1】高尾山の山頂で絶景を楽しもう!

東京・高尾山で日帰り登山を満喫♪おすすめの楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

まずは標高599メートルの高尾山の山頂を目指しましょう!徒歩の場合、険しい山道を通って1時間から1時間40分ほどかかりますが、初めての方はケーブルカーまたはリフトで山頂の最寄り駅まで行き、そこから徒歩で山頂まで目指しましょう!その場合も自然と歴史、文化を楽しみながら山頂まで約1時間で到達できます。

東京・高尾山で日帰り登山を満喫♪おすすめの楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

ケーブルカーは清滝駅から高尾山駅まで約6分でアクセス可能。途中、最大斜度31度18分とケーブルカーとして日本一の急勾配を通るので、美しい木々を眺めながら急勾配を楽しめます。またリフトは全長872メートルで、山麓駅から山上駅まで約12分間の空中散歩を楽しめます。

【高尾山ケーブルカー・エコーリフトの情報】

  • <アクセス>
  • ケーブルカー清滝駅・リフト山麓駅まで徒歩5分
  • <電話番号>
  • 042-661-4151(高尾登山電鉄)
  • <料金>
  • (往復・共通)大人(中学生以上)950円、小児470円
  • ※ケーブルカーは小学生から小児料金となり、未就学児は大人1名につき1名無料です。
  • ※リフトは3歳から小児料金となり、3歳未満の小児は大人1名につき1名無料です。
  • <運行時間>
  • 【ケーブルカー】8時始発、15分間隔で運行(終発は季節や曜日で異なります)
  • 【リフト】9時~16時30分(12~4月は~16時)、土日祝日は変動あり
  • ※詳細は公式HPでご確認ください

高尾山駅から頂上までも見どころたくさん!

東京・高尾山で日帰り登山を満喫♪おすすめの楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

標高約470メートルの高尾山駅に到着した後は、いよいよ歩いて山頂を目指します。途中見えてくるのが「たこ杉」。杉の盤根がタコにそっくりなことからこの名前が付けられました。推定樹齢が約450年と歴史があり、直接樹木に触ることはできませんが、近くはタコの形をした石碑があり、そのタコの頭をなでるとご利益があるといわれています。

東京・高尾山で日帰り登山を満喫♪おすすめの楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

たこ杉から少し歩くと見えてくるのが、「浄心門(じょうしんもん)」。「霊気満山」という文字が描かれた額が掲げられた門をくぐると、この先にある寺院「薬王院」の聖域に入ります。

東京・高尾山で日帰り登山を満喫♪おすすめの楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

薬王院を経由して少し険しい山道を歩くと、30分ほどで標高599.15メートルの高尾山の山頂に到着!山頂の看板から少し歩くと、大見晴園地(おおみはらしえんち)と呼ばれる見晴台があり、美しい山々を眺めながら、休憩できます。

東京・高尾山で日帰り登山を満喫♪おすすめの楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

山頂の見晴台からは奥高尾、奥多摩の景色を眺められるほか、天気が良ければ東京の高層ビル群や丹沢山塊(たんざわさんかい)、富士山などの眺望を堪能できます。

東京・高尾山で日帰り登山を満喫♪おすすめの楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

また山頂には、高尾山の自然について知ることができる「高尾ビジターセンター」があります。パネルやゲームなどで高尾山の歴史や自然、安全な登山方法などを知ることができるほか、ムササビや高尾山に棲むといわれている「天狗伝説」に関して展示しています。さらに解説員と一緒に野外を散策する「ガイドウォーク」の受付も行っているので、チェックしてみて。

【楽しみ方その2】「高尾山薬王院」に立ち寄ってご利益を得よう!

東京・高尾山で日帰り登山を満喫♪おすすめの楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

高尾山の中腹にある「高尾山薬王院(たかおさんやくおういん)」。古くから信仰の地として多くの参拝者が訪れており、ご利益を得られるスポットがたくさんあるほか、境内の各所には天狗の像が飾られています。

東京・高尾山で日帰り登山を満喫♪おすすめの楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

山門をくぐって歩くと見えてくるのが、「八大龍王堂(はちだいりゅうおうどう)」。福寿・円満の神様・八大龍王が祀られており、ざるを使って足元に流れる水でお金を清めると、願いを叶えるための資金が増えるといわれています。

東京・高尾山で日帰り登山を満喫♪おすすめの楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

また八大龍王堂の周辺には、ご利益が得られるスポットがたくさん!願いを掛けながら石の輪をくぐり、御本尊に願いを届くように鐘を鳴らす「願叶輪潜(ねがいかなうわくぐり)」や、木製のたこを持ち上げると開運、元の場所へ置くと受験に合格できる「置くとパス」などがあります。

東京・高尾山で日帰り登山を満喫♪おすすめの楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

ちなみにお守りの授与所や御朱印の受付の近くには、薬王院でしか手に入らない「高尾山かりんとう」を販売するお店があります。天狗の鼻をイメージしたお菓子として人気を集めており、定番の黒糖やメープル白蜜のほか、塩レモンやかぼちゃなど、季節限定の味を含む8種類のかりんとうを取り扱っています。

大本堂周辺にもご利益をあやかれるスポットが

東京・高尾山で日帰り登山を満喫♪おすすめの楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

授与所から階段を上がって見えてくるのが、「大本堂(だいほんどう)」。開山本尊の薬師如来と中興本尊の飯縄大権現(いづなだいごんげん)が祀られており、堂内では煩悩を表す薪を焼いて清める護摩修行が行われています。また堂の右手には大天狗、左手には鳥天狗の面が掲げられているので、チェックしてみて。

東京・高尾山で日帰り登山を満喫♪おすすめの楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

大本堂の近くには、修行中の弘法大師を祀る「大師堂(だいしどう)」があり、お堂の周りを1周すると四国八十八ヵ所霊場を巡ったのと同じご利益を得られるといわれています。また愛染明王(あいぜんみょうおう)を祀る「愛染堂(あいぜんどう)」もあり、恋愛成就や縁結びにご利益があります。5円玉を赤い糸で結んで納めると良縁に恵まれますよ♪

東京・高尾山で日帰り登山を満喫♪おすすめの楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

薬王院の参拝で見逃せないのが、大本堂から階段を上がったところにある「本社 飯縄権現堂(いづなごんげんどう)」。江戸時代中期に建立された拝殿で飯縄大権現が祀られています。拝殿の近くには、飯縄大権現を守る鳥天狗の像があり、天狗が随身としての役割を担っていることから除災開運や災厄消除、招福万来などにご利益があるといわれています。