ここ数年、オンラインサロンが人気です。オンラインサロンについて詳しく知らなくても、ワードだけなら聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか?「オンラインサロンってなに?」「誰が開いているの?」という人のために、今回は最新のオンラインサロン情報をご紹介します。

オンラインサロンってなに?

オンラインサロンとは、その名の通り、オンライン(Web上)で展開される会員制コミュニティサロン、サービスのこと。有料(月額会費制)のものがほとんどで、ブログや動画の配信、イベントの開催など主催者によって活動内容はさまざまです。

クローズドな空間(具体的なコンテンツ内容は非公開)のため入会しないと、詳しい活動やコンテンツは閲覧することができません。

誰がやっているの?人気のオンラインサロンはどれ?

主宰者は作家や実業家、アスリートなどの専門知識・技能を有する人や、特定の分野のスキルに長けた人が中心で、ひとりの場合もあれば、複数人の場合もあります。また、アイドルやアーティストのファンクラブとして展開されているオンラインサロンも存在します。

今回はその中から、20代に人気のある著名人が主宰する、注目のオンラインサロンを厳選してご紹介しましょう。

参加メンバーが主体となって活動できる「堀江貴文イノベーション大学校」

実業家としてはもちろん、最近では宇宙開発の分野でも活躍する堀江貴文氏による会員制コミュニケーションサロン。2014年に開設され(当時のサロン名称は「堀江貴文サロン」)「オンラインサロン」の老舗ともいえそうです。

「堀江貴文イノベーション大学校」の大きな特徴は、コミュニティメンバーの主導体制を完全構築していること。たとえば、年2回実施されている2泊3日の特別合宿は堀江氏も参加しますが、有志メンバーで構成された実行委員会がすべての企画準備運営を行っています。

企画準備にあたってはメインテーマが与えられますが、堀江氏がOKを出すクオリティを出すことが必須。高いハードルをクリアしようと試行錯誤するうち、アイディア力や実行力に磨きがかかるのだとか。また、メイングループに加えて40の分科会グループで構成されていることも特徴的。

「宇宙開発」「グルメ」「恋愛」「教育事業」「音楽」「不動産」「物販」「ゲームビジネス」「メディカル・デンタルビジネス」など非常に幅広いテーマが用意されているので、興味のある分野を掘り下げることができます。

月額1,000円の手ごろさも魅力の「西野亮廣エンタメ研究所」

今や実業家としての活動も目覚ましい、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣氏によるオンラインサロン。

その会員数は、2万3,895人(本人ブログより、2019年4月時点)と、オンラインサロンの中でも断トツ1位の人気を誇ります。

本人による紹介は「西野が考えるエンタメの未来や、現在とりかかっているプロジェクトを、ただただ野次馬的に見届けたり、場合によってはクリエイターとして強引に参加させられたりする会員制のコミュニケーションサロン」とのこと。

具体的には、Facebookグループにほぼ毎日投稿される「(西野氏が)日々思いついた企画案」などを閲覧できるほか、プロジェクトのミーティングや勉強会、オンラインサロンメンバーの分科会に参加できます。

月額1,000円とリーズナブルな会費なので、オンラインサロンがどんな雰囲気かを探るために気軽に入会してみてもいいですね。

週イチの生配信や月イチのオフ会も楽しみな「落合陽一塾」

筑波大学の准教授も務め、研究者・教育者としても活躍する落合陽一氏のオンラインサロン。経歴を見ると堅い印象がありますが、自らを「メディアアーティスト」と名乗っており若者からビジネスパーソンまで多くのファンがいる落合氏。

こちらのオンラインサロンに入会すると、毎週水曜朝7:00から30分ほどネット配信される「おはようおちあい」を視聴することができます。

もちろん、リアルタイムでのコメント参加も可能。またオンラインページでは、研究や作品を制作する際に使っているナレッジや、一般公開されていない情報も公開。メンバーは、落合氏に質問したいことなどを自由に発言することができます。

また、月イチで開催されているオフ会には、落合氏のほかにゲストが登場することも。過去には、箕輪厚介氏(幻冬舎)、佐々木紀彦氏(NewsPicks CCO)、亀山敬司氏(DMM.comグループ会長)など豪華な顔ぶれが参加しています。

そのほか、落合氏と交流できる限定イベントや、メンバーによる自主企画なども開催されているので、人脈の輪を広げたい人にもぴったりです。

多彩な才能が集う「箕輪編集室」

幻冬舎の名物編集者・箕輪厚介氏によるオンラインサロンも人気です。手がけた書籍は、堀江貴文著『多動力』、佐藤航陽著『お金2.0』、前田裕二著『人生の勝算』などベストセラーを数多く生み出しており、その独創的な着眼点や感性は多くの著名人も魅了しています。

オンラインサロン立ち上げのきっかけは、編集者として手が回らずアシスタントを集めようと思ったためと語っていますが、現在では1,444名ものメンバー(運営者によるWebページより、2019年12月時点)が集まっているようです。

多彩な才能が集まった結果、動画や音声、映像をはじめとするさまざまなコンテンツ作りも行うようになった箕輪編集室。また、クリエイティブだけでなく、マーケティングやプロデュース、SNSを連動したプロモーションにも携わるようになりました。

定例会や合宿も頻繁に開催されているので、各種編集業務に興味がある人だけでなく、そうした世界をちょっぴり覗いてみたいだけの人も、気軽に参加することができそうですね。