ヨーロッパの大自然絶景スポット⑪【スペイン】モンセラット山

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(画像=PIXTA、トリップノートより引用)

バルセロナ郊外に位置する標高1,241mの「モンセラット山」は、切り立った崖に建つ修道院で知られる、キリスト教の巡礼スポットです。モンセラットとは“ノコギリ山”という意味で、ノコギリの歯のように切り立った峰が特徴的。あのガウディが創作のヒントを得たともされる場所で、独特の造形美に満ちています。

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(画像=かなたあきこ、トリップノートより引用)

山肌に張り付くように建てられた修道院の外観はとてもユニークで、格好のフォトスポットに。こちらの修道院は“黒いマリア像”や少年聖歌隊でも有名で、見どころが満載です。修道院のさらに上までケーブルカーで上がることができ、晴れた日には修道院を眼下に見下ろしつつ、モンセラットの山々をパノラマで見渡せますよ。

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(画像=PIXTA、トリップノートより引用)

またモンセラット一帯は雲海の名所でもあり、冬の早朝にはかなりの高確率で、麓から湧き上がる雲海を望むことができます。バルセロナの冬の日の出は7時半~8時くらいですので、早起きしてモンセラットを訪れれば、雲海から昇る幻想的なサンライズに出会えるかもしれません!

モンセラット山へのアクセス

バルセロナ「スペイン広場(Placa Espanya)駅」からカタルーニャ鉄道に乗車し(約1時間)、ロープウェイ(Aeri)か登山電車 (Cremallera)に乗り換え。ロープウェイの場合は「Aeri de Montserrat駅」、登山電車の場合は「Monistrol de Montserra駅」で下車。バルセロナ市内からツアーも多数あり。

ヨーロッパの大自然絶景スポット⑫【スイス】マッターホルン

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(画像=PIXTA、トリップノートより引用)

山と湖の国スイスは、国中どこを切り取っても美しい景色ばかりですが、中でもやはりマッターホルン(標高4,478 m)は外せません。麓のツェルマット村から標高3,089mの高所まで40分で駆け上がる「ゴルナーグラート鉄道」に乗れば、苦労せずにマッターホルンの大絶景と対面することができます。

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(画像=かなたあきこ 悠久の時を経て流れ出る、雄大な「グレンツ氷河」、トリップノートより引用)

鉄道の終着地「ゴルナーグラート駅」にある展望台からは、マッターホルンの全景はもちろんのこと、スイス最高峰・モンテローザ山(4,634m)や双耳峰カストル(4,233m)とポルックス(4,092m)などの山々が一望でき、さらに山間から流れる「グレンツ氷河」の雄大な眺めも!

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(画像=かなたあきこ リッフェルベルク湖の“逆さマッターホルン”。気象条件に恵まれれば、こんな景色が見られます! 、トリップノートより引用)

復路は電車に乗らず、トレッキングコースを歩いて下りましょう。ほとんど下り道のため、疲れることもなく快適です。途中で“逆さマッターホルン”に出会えるリッフェルベルク湖もあり、運が良ければ鏡のような湖面に移る名峰をカメラに収めることができます。(逆さマッターホルンの出現には、天候や風の強さなど多くの気象条件が必要で、いつでも見られるとは限りません)

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(画像=かなたあきこ マッターホルンを眺めながらパラグライダー!こんな楽しみ方もできます、トリップノートより引用)

マッターホルンを眺めるには、他のトレッキングコースやケーブルカーを利用した展望台など、いくつもビューポイントがあります。また季節や時間帯によっても様々な山容を現し、何度訪れても違った表情を見せてくれるマッターホルン。ぜひ色々トライして、お気に入りのフォトスポットを見つけてみてください。

マッターホルンへのアクセス

観光やトレッキングの起点となるのは、山麓の「ツェルマット村」。ツェルマットへは、チューリッヒからベルン経由で鉄道で約3時間半(ベルンからは約2時間)。隣国イタリア・ミラノからは、ドモドッソラ(Domodossora)・ブリッグ(Brig)経由で鉄道で約4時間半。

ヨーロッパの大自然絶景スポット⑬【ノルウェー】ウルリケン山

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(画像=かなたあきこ ノルウェー国旗がたなびくウルリケン山の山上、トリップノートより引用)

ノルウェーの自然といえばフィヨルドですが、実は同国は絶景トレッキングルートの宝庫でもあります。フィヨルド観光の起点となる町・ベルゲン近郊にある「ウルリケン山」は、ケーブルカーで登頂した山の上でトレッキングが楽しめ、さらに眼下にフィヨルドを望める贅沢なスポットです。

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(画像=かなたあきこ、トリップノートより引用)

トレッキングルートの途中には小さな池や沼が点在し、変化に富んでいてつい足取りも軽くなります。水辺の多い風景はイギリス・湖水地方のような雰囲気で、日本では見られない光景が次々と目に飛び込んできます。

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(画像=かなたあきこ 遠くには入り組んだフィヨルド地形が望める!、トリップノートより引用)

ウルリケン山へのアクセス

ベルゲン市中心部の「ベルゲン港」から、路線バスでロープウェイの麓バス停へ(約10~15分)。ハイシーズンには無料のシャトルバスもあり。ロープウェイに乗り換えて、山頂まではすぐ。

ヨーロッパの大自然絶景スポット⑭【ノルウェー】ソグネフィヨルド

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(画像=かなたあきこ、トリップノートより引用)

ノルウェーに数多く存在するフィヨルドの中でも、最も有名で観光客が多く訪れるのが「ソグネフィヨルド」です。こちらは通年で観光できる唯一のフィヨルドで、ツアーを利用せず個人旅行でも行きやすいのが魅力。グドヴァンゲン港~フロム港間のフィヨルドクルーズ(約2時間)が、ポピュラーな観光ルートです。

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(画像=かなたあきこ、トリップノートより引用)

ソグネフィヨルドの全長は204km、水深は最深で1,308mに及び、世界最大級の大きさを誇ります。クルーズ中は人慣れしたカモメの写真を撮ったり、谷あいの小さな集落を眺めたりと飽きることがありません。特にクルーズ後半は両側から迫ってくるような、そびえたつ岸壁に挟まれる感覚を味わうことができますよ。

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(画像=かなたあきこ 「スターガスタイン展望台」周辺から撮影したフィヨルド、トリップノートより引用)

フィヨルドは水面から見上げるだけでなく、崖の上から見下ろす姿もまた美しいもの。レンタカーで観光する場合は、ぜひクルーズ終点のフロム港から足を伸ばし、「ステーガスタイン展望台」を訪れてみてください。ガラス張りの展望台からは「アウラルンフィヨルド」が一望でき、また違ったフィヨルドの表情を楽しめます。

ソグネフィヨルドへのアクセス

「ベルゲン駅」から「ヴォス駅」まで鉄道で約1時間15分、ヴォスからはバスで約50分で「グドヴァンゲン港」へ。グドヴァンゲンからはクルーズ船でフィヨルド観光(行き先はフロム港、片道)。ベルゲンからの日帰りツアーも多数あり。

ヨーロッパの大自然絶景スポット⑮【アイスランド】グトルフォス

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(画像=かなたあきこ、トリップノートより引用)

ヨーロッパの大自然絶景スポットの“トリ”を務めるのは、やはりアイスランドです。火山国・アイスランドは地球のダイナミズムを感じさせる雄大なスポットが目白押しですが、とりわけ国内最大を誇る「グトルフォス(グトル滝)」はそのスケールに誰もが息を飲みます!

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(画像=かなたあきこ、トリップノートより引用)

グトルフォスとは“黄金の滝”という意味で、ラング氷河をその起源とし、滝の最大幅は約70mで最大落差は1段目が約15m、2段目が約30m。大量の水が常に流れ落ち続けるため、周囲に飛び散る飛沫によって、太陽が出ていさえすればいつでも虹が見られることでも有名です。

ちなみに↑上の画像では二方向から滝が落ち込んでいるように見えますが、実は奥に見える部分は、対岸にかかった滝の飛沫が瞬時に凍ってできたもの。どれだけ水量が多いか、またどれ程アイスランドの冬が厳しいか(筆者は3月に撮影)が理解できる光景です。

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(画像=かなたあきこ 滝の飛沫が凍ってできた“氷の芸術”、トリップノートより引用)

アイスランド観光のベストシーズンは夏ですが、冬~初春の時季にグトルフォスを訪れると、飛沫が凍ってできた見事な自然の芸術を見られることも。四季折々の楽しみ方ができるのも、アイスランドの魅力です。

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(画像=かなたあきこ、トリップノートより引用)

グトルフォスの展望台は滝のギリギリの位置に設置されており、ゴウゴウという水音と共に、迫力満点の激流を存分に堪能することができます。時間の許す限り、心ゆくまでグトルフォスの姿を目に焼き付けてください。

グトルフォスへのアクセス

首都レイキャビクからガイドツアー利用が一般的。グトルフォスは観光名所の「シングヴェトリル」「ゲイシール」などを含む「ゴールデンサークル」の一部であり、ツアーでまとめて周るのが効率がよいでしょう。ただし路線バスもあり。レンタカーであれば、レイキャビク市内から約1時間。

ヨーロッパの大自然絶景スポット⑯【アイスランド】ストロックル間欠泉

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(画像=PIXTA、トリップノートより引用)

前述の「グトルフォス」から車で10分と程近い場所にあるのが、「ストロックル間欠泉」です。かつてアイスランドの間欠泉といえばゲイシールが代表的でしたが、近年噴出回数がめっきり減ったこともあり、ゲイシールから数100m離れた「ストロックル間欠泉」を観光するのがメジャーになっています。

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(画像=かなたあきこ、トリップノートより引用)

ストロックル間欠泉はほぼ5~10分起きに噴出し、地熱で沸かされた熱湯を20~30メートル上空の高さまで吹き上げます。30分ほど滞在していれば、少なくとも数回は確実に噴出を見られるでしょう。

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(画像=かなたあきこ、トリップノートより引用)

お湯が貯まった水たまりを眺めていると、次第に中央部にポコポコと気泡が浮いてきて…数秒から数十秒後にはバシャーン!と勢い良く吹き上がります。子供も楽しく見学ができますが、噴出孔の周りに柵などは設置されておらず、見学はあくまでも自己責任なので火傷などにはくれぐれも注意してください。

ストロックル間欠泉へのアクセス

グトルフォスと同様に、ゴールデンサークル観光の一環として、レイキャビクからのツアーで訪れるのが一般的。ただし路線バスもあり。レンタカーであれば、レイキャビク市内から約1時間。

ヨーロッパの大自然絶景スポット⑰【アイスランド】ブラックサンドビーチ(レイニスフィヤラビーチ)

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(画像=かなたあきこ、トリップノートより引用)

アイスランド南部の海岸線を数キロに渡る「レイニスフィヤラ(Reynisfjara)ビーチ」は、真っ黒な砂浜が特徴で別名・ブラックサンドビーチと呼ばれる観光スポットです。黒い砂の正体は火山成分が含まれた玄武岩で、火山から海に流れでた溶岩(玄武岩)が、海中で細かく砕かれてサラサラの砂になるのです。

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(画像=かなたあきこ、トリップノートより引用)

延々と黒い砂浜が続く光景は異様で、さらに海中から尖塔のように突き出す柱状奇岩がミステリアス。この世の果てに来てしまったかのような、不思議な感覚に陥ります。ブラックサンドビーチは、世界中からフォトグラファーが集まり、一日中三脚をかまえながら絶景を撮影するフォトスポットでもあります。

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(画像=かなたあきこ、トリップノートより引用)

冬季には氷河の塊が海岸に打ち上げられることもあり、夕方になると夕陽を浴びてダイヤモンドのように光り輝きます。ブラックサンドビーチはレイキャビクから遠くアクセスは困難ですが、ここでしか見られない奇跡の光景を眺めるために、はるばる訪れる価値がある場所です。

ブラックサンドビーチ(レイニスフィヤラビーチ)へのアクセス

首都レイキャビクからレンタカーで約2時間半(190km)。ビーチから最も近い町は「ヴィーク(Vik)」で、ヴィークから海岸までは約10km、車で10分。レイキャビクから「ヨークルスアゥルロゥン氷河湖」観光とセットになったツアーも多数あり。

この記事を書いたトラベルライターから一言

ヨーロッパの大自然絶景スポットを選りすぐってご紹介しましたが、これらはすべて筆者がドイツ駐在中に実際に訪れた場所です。どこも素晴らしい景色ばかりで甲乙つけ難く、まだまだご紹介しきれなかったスポットも…。

ちなみにいずれも乳幼児(当時0~4歳)を連れて訪れており、子連れでも十分に満喫できますよ!ヨーロッパは、都市のみならず大自然系スポットであっても乳幼児への配慮が多く、とても旅行がしやすいです。本記事を参考に、いつかぜひ訪れてみてください。(かなたあきこ)

提供・トリップノート

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