難消化性デキストリンの特徴
<味>
ほんのちょっとだけ甘いです(砂糖の1/10ほどの甘味)。
<見た目>
白い粉です。水に溶かしても、透明です。
<カロリー>
1gあたり約1kcalです。砂糖のカロリーが1gあたり約4kcalなので、1/4ですね。 “難消化性”とはいえ、多少は消化されます。
<効能>
生理機能
・食後の血糖上昇、インスリン分泌を穏やかにする
・食後の中性脂肪の上昇を穏やかにする
・中性脂肪やコレステロールを低下させる
・内臓脂肪の蓄積を減らす
・整腸作用(おなかの調子を整える)
・ミネラルの吸収を促進する
という研究内容が報告されています。
味質改善機能
「デキストリン」は一般的に、味がほとんどしないので、食品開発をする上では「かさ増し剤」として使用(もしくは増粘剤として使用)されることが多いです。 液体の場合は、味を薄めて量を多くしたい場合、水を混ぜますが、粉ものの場合、水を使えないので、デキストリンを使う!というわけです。
難消化性デキストリンは、ただ量を増やせるだけでなく、
・脂肪のような食感の付与
・高甘味度甘味料を砂糖のような味に近づける
という機能も持ち合わせています。
以上、難消化性デキストリンのお話でした!
今日はちょっと専門的な話で、難しくて消化しにくかったかもしれませんが・・・(全然うまくないですね^^、難消化性デキストリンも味ほとんどなくて、うまくないです)
食に関わるお話について、なるべく分かりやすくお伝えできるよう頑張りますので、今後とも何卒よろしくおねがいします!
本日のまとめ
・デキストリンは、デンプンをちょっと分解したもの
・難消化性デキストリンは、環状構造でヒトが分解できない結合を含む
・血糖値がや脂肪が気になる方は、難消化性デキストリンを試してみましょう
提供・味覚ステーション
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