子育てをしていると、子どもが泣き止まなかったり、食事をこぼしたりした際にイライラしてしまうことがありますよね。特に共働きで仕事も育児も家事もこなすママだと、時間も気持ちにも余裕がなくなってしまいます。そしてそのイライラの矛先は旦那さんに向くことも…。そんなイライラする理由シーンに合った解決策を提案します。

子育て中はどうして旦那さんにイライラするの?

毎日旦那さんに対してイライラしてしまう自分に自己嫌悪を感じていませんか。実は、旦那さんにイライラするのはあなただけでありません。 インターネット上では日々「旦那 イライラする」というような言葉がたくさん検索されているようです。それでは、具体的にどういった時にママはイライラしてしまうのでしょうか。その原因・理由を探ってみました。

出産後はホルモンバランスが不安定?

出産後は、ホルモンバランスが不安定で妊娠前の状態に戻るまでに長期間かかってしまいます。特に、出産してから断乳するまでの1~2年間は、女性ホルモンの分泌バランスも普段と異なっていて、母性が出やすくなっています。

育児をしていると、子どもを守るために本能的に緊張状態が続いて、いらだちやすくなるそうです。 そのため、妊娠前はおっとりしていた性格だったのに、産後はすぐにイライラしてしまうという女性も多く、中にはイライラと落ち込みが続いてうつ病に発展してしまうケースも少なくないそうです。

自分の時間がなくて余裕がない

子育てをしていると、自分よりも子どもを優先しなければならないことがたびたびあります。子どもの世話が忙しくて気が付いたら食事を抜いていたなんて方も多いようです。

また、共働き家庭の女性であればなおさら。育児と仕事、家事が重なって時間的にはもちろん、気持ち的にも余裕がなくなってしまいます。 そこで、旦那さんを見たときに、一見ぼーっと新聞を読んでいるような姿を見ると、「自分はいろいろと犠牲にしているのに、どうしてあなたは自由気ままなの!」と、ついイラッとしてしまうのですね。

旦那の協力が少ない

最近は、「イクメン」という言葉も広がってきて、子育ての手伝いをする男性が増えてきました。 例えば、外出時は抱っこひもを男性が身に着けて赤ちゃんを抱っこしたり、残業はせずに早く帰宅して子どもと遊んだりという具合です。 そんなイクメンが増えているように思えるにもかかわらず、自分の家庭を振り返ってみると、旦那さんは家事や育児の手伝いをほとんどしてくれないので、イクメンと比較してイライラしてしまうのです。

旦那さんの帰りが遅く、全ての家事が妻の負担になっている

共働き家庭では、夫婦や家族で家事の分担を決めている家庭も多いでしょう。 ところが、旦那さんの帰りが毎日遅いと、初めは家事分担をしていても自然に、早く帰宅した妻の負担になってしまいます。 そんな日が続くと、「どうして自分ばっかり頑張らないといけないの?」と、怒ってしまうでしょう。 とはいえ、どうしても仕事が忙しい旦那さんにノー残業を求めても難しいもので、結局解決になりません。

夫のイライラはどうやったら解決できる?

実は共働き家庭で妻のイライラが募るあまり、離婚してしまうケースも少なくないそうです。旦那さんが知らないうちに、奥さんであるママは育児ストレスをため込んでしまうのです。では、どうしたらストレスを減らし、夫へのイライラも減らすことができるのでしょうか。その対策例をみていきましょう。

夫との距離をあける

実は旦那さんに対するイライラとは、旦那さんがその場にいることで起こっていると言えます。例えば、旦那さんが帰宅する前に、子どもの世話をしている間は苦ではないのに、旦那さんが帰ってくると一気にイライラしてしまうなんてことはないでしょうか。けれど、それを爆発させてしまうと夫婦げんかに発展してしまいますね。 そこで、旦那さんにイラッとしたら、別の部屋に行くなどして気持ちを落ち着かせるようにしましょう。ゆっくり大きく深呼吸をして、もう一度旦那さんの元に行くと気分も落ち着いて話すことができるでしょう。

旦那さんに育児を手伝ってもらう

家庭内で子どもの世話係はほとんどの場合、奥さんであるママが担当しているでしょう。 しかし、子育ては思った以上にきついものです。 特に小さな赤ちゃんの場合は、おむつ換えや離乳食などの手間がかかるため、体力的にも精神的にもしんどくなってきます。

そこで、帰宅後は旦那さんに子どもの相手をしてもらうように手伝ってもらいましょう。 子どもとの遊び方が分からない旦那さんには、あらかじめゲームのルールを伝えてあげたり、旦那さんが知っているおもちゃを使って遊んだり、旦那さんが育児を手伝いやすい環境を作るのもいいですね。

また、育児に限らず普段の掃除や料理なども大変です。 例えば休日だけでも旦那さんに料理をしてもらうというように、奥さんだけに負担がかからないように手伝ってもらってはいかがでしょうか。