生まれたての赤ちゃんはとてもかわいい反面、想像以上に手がかかるものです。赤ちゃんのお世話と家事の両立ができないことに悩んでいるママも多いのではないでしょうか。
状況を打破したい場合は、赤ちゃんがいるライフスタイルに合わせて家事のやり方や考え方を工夫することが大事です。この記事では、赤ちゃんがいても家事をこなすコツを紹介します。
赤ちゃんがいるときは家事ができないもの
赤ちゃんを育てながらの家事がうまくいかず、自分の要領が悪いのではと落ち込んでいるママもいるかもしれません。しかし、自分を責める必要はありません。赤ちゃんの育児と家事の両立は誰にとっても大変です。特に、新生児の頃は、頻繁に授乳やオムツ交換が必要だったり、抱っこしていないと泣きつづけたりと目が離せませんよね。買い出しが必要でも、まだ小さい赤ちゃんを外に出すことは避けたいでしょうし、かといって置いていくこともできません。
また、赤ちゃんが泣くと気になって家事に集中できないという人もいるでしょう。そもそも、ママ自身も出産のダメージから回復しきれていない状態で新生児のお世話が始まるわけです。そこに睡眠不足や肉体的な疲労感も加わりますので、家事にまで手が回らなくても当然です。掃除が行き届かなくても、食事の準備が間に合わなくても、気に病むことはありません。赤ちゃんのいる生活リズムがつかめるまでは、「今は赤ちゃんを優先する時期」と割り切りましょう。
家事中に赤ちゃんが泣き出したら?
赤ちゃんは泣くのが仕事とよくいわれますが、その通り本当によく泣きます。新生児の頃には比較的泣かなかったのに、成長と共によく泣くようになってしまう場合もあります。ようやく泣き止んで眠ったので家事を始めたら、またすぐに泣き始めることも。
家事中に赤ちゃんが泣いたときに、そのまま放置していいものか悩むママは多いでしょう。特に料理では段取りがあり、ちょうど手が離せないタイミングもありますよね。
家事中に赤ちゃんが泣いていても、短期間であれば、声かけしながら様子を見るという対応でかまいません。多くの場合、赤ちゃんはママの顔が見えなくなることに不安を感じて泣きます。家事の途中で、ちょっと顔を見せてあげたり優しく声かけしたりしてあげるだけでも赤ちゃんにとっては安心です。
ただし、明らかに普通と違う泣き方をしていたり、なかなか泣き止まなかったりする場合には、イレギュラーな事態も想定されます。すぐに様子を見に行き、熱はないか、オムツの中が汚れていないかなどを確認しましょう。
新生児ママの1日スケジュール例
この記事を読んでいる中には、初めて出産する予定、あるいは出産した人もいることでしょう。そんな新米ママに向けて、新生児がいるママの代表的な1日のタイムスケジュールを紹介します。子どもは新生児の赤ちゃんだけで、パパは昼間仕事に出ているケースの場合です。
朝~昼
まず朝の6時に起きて、授乳とオムツ交換を済ませて朝食の支度をします。生まれて間もなくの赤ちゃんの場合、約2時間おきの授乳が必要で、1日に10~15回以上オシッコをします。そのため、新生児の赤ちゃんのお世話は、基本的には寝かしつけ→オムツ交換→授乳の繰り返しです。
朝の8時頃にパパを見送った後は、大体2時間おきに授乳とオムツ交換の時間を取りながら、夕方まで掃除や洗濯、アイロンがけといった家事をこなしていくことになります。
夕方~夜
夕方の6時頃に赤ちゃんを沐浴させ、その後夕飯という流れになります。この時間帯になると帰宅するパパも増え始めるでしょう。授乳とオムツ交換は深夜や明け方にも必要になってきますから、出産前のようにまとめて睡眠をとることは困難です。
ママ自身も、1日のどこかで昼寝をしたり仮眠を取ったりする必要があります。たとえば、赤ちゃんのお昼の授乳に合わせて自分も昼食を済ませてその後2時間程度の昼寝をしたり、夜の入浴後に仮眠を取ったりすると良いでしょう。赤ちゃんのお世話のペースに合わせて、適宜自分も睡眠がとれるように1日のスケジュールをルーティン化するのがコツです。
新生児ママのQ&A
Q.1 赤ちゃんが夜泣きするのはいつからいつまで?
A.赤ちゃんが夜泣きするせいで睡眠不足に悩まされている新生児ママは、とても多いです。ただでさえ新生児育児中はバタバタしてしまう上に睡眠不足だと、余計に昼間の家事をサクサクと片付けるのが難しくなってしまうでしょう。
一般的に、赤ちゃんの夜泣きが多い時期は生後3カ月から生後1年半くらいといわれています。ただし、赤ちゃんの間は個人差が大きいため、夜泣きが続く時期や夜泣きの激しさは赤ちゃん一人ひとりで違うものです。中には2歳を過ぎても夜泣きする赤ちゃんもいます。「いつかは夜泣きしなくなる時期がくる」と考えて、ゆったりと成長を見守りましょう。
Q.2 新生児ママの自由時間はどれぐらい?
A.millyのママ100人アンケート結果によると、ママの自由時間は平均1時間です。生後2ヶ月~4カ月頃は赤ちゃんが長く眠るようになり、1時間単位でお昼寝してくれるようになります。 生後5カ月頃から1歳頃は赤ちゃんが動き回るようになるため、目が離せない時期です。すると、ママの自由時間も取りづらくなります。パパがお休みの日に協力してもらえば週に2時間程度の自由時間を作れます。
自由時間とはいえ赤ちゃんが就寝中やお昼寝中のときに限られるので、自宅で手軽なリフレッシュをするとよいでしょう。ママも日中はお昼寝したり、ゆっくりお風呂に入ってみたりしてはいかがでしょうか。
しかし、実際にはスキマ時間を自分のために使うママより、家事に使うママが多いのが実情です。そこで、家事代行サービスを活用することによって、自由時間を増やすのがおすすめです。プロに食事の作り置きや掃除を依頼すれば、その分の時間を自由時間にできます。いつもは赤ちゃんのお世話でなかなか進められない家事を済ませてもらえる上、自分の時間が作れて一石二鳥です。
Q.3 新生児ママにおすすめな家事の時短グッズは?
A.赤ちゃんがいる家では細かい家事・育児が次々に発生するため、それを時短する工夫が重要です。赤ちゃんのお世話をするときに便利なグッズが、色々と販売されているので、活用しましょう。 たとえば、赤ちゃんを抱っこしながら床掃除をするなら、掃除機よりもフローリングワイパーが便利です。また、料理を赤ちゃんが食べやすい大きさにカットしたりつぶしたりする手間はマルチフードカッターで時短できます。
その他、赤ちゃんのお尻を傷めずにこびりついたうんちが取れるホットウォッシュや、おむつからうんちを取りやすくなる使い捨てのヘラもおすすめです。
Q.4 赤ちゃんが寝付かないときはどうすればいい?
A.赤ちゃんがなかなか寝ないことも新生児ママの悩みの種。ママも赤ちゃんと一緒に横になって寝たフリをしたり、ママの顔を赤ちゃんの顔にくっつけたりすると、安心して寝つく赤ちゃんもいます。その場合は、赤ちゃんの胸のあたりをそっとトントンしてあげると効果倍増です。また、いつも同じ「ねんねの歌」を歌う習慣を作ると、条件反射で眠ってしまう場合もあります。
- 赤ちゃんの耳や足、目と目の間やこめかみなどを優しく撫でてあげる
- ママが立ち上がって足踏みしながら抱っこして揺する
といった方法も、赤ちゃんの眠気を誘うようです。