共働きで幼い子どもを抱えている夫婦の場合、毎日の家事や育児、仕事のすべてを完璧にこなすのは難しいことです。どれだけ頑張っても、時間が足りず、体力や精神的にも限界を超えてしまうこともあるでしょう。

そこで今回の記事では、仕事・家事・育児の両立をラクにする9つの方法を紹介します。

家事・育児・仕事を完璧にこなすのは無理

家事・育児・仕事の両立が苦しいと感じるのであれば、まずは気持ちを開放させることから始めてみてはいかがでしょう。

全てを両立させようと無理をしても、報われないことがあります。時には「なぜ努力しているのにうまくいかないのだろう?」と落ち込み、まだ努力が足りないのかと自分を厳しく責めてしまうこともあるかもしれません。ですが、そのように自分を責めてもつらくなるだけです。体を壊したり、精神的にダメージを受けたり、パートナーを信頼できなくなったりする前に、「すべてを完璧にこなすのは無理だ」と開き直ってしまうことも必要です。

また、逆にここまで頑張った自分をほめてあげると、精神的にラクになることもあります。これからは「ズボラでもいい」、「自分のできる範囲でやればいい」という考え方に切り替えて、心と体を開放してあげましょう。

家事をラクにする方法

仕事と家事・育児の両立をラクにする方法9選
(画像=Kajilyより引用)

心構えができたら、まずは「家事をラクにする方法」を紹介します。家事をラクにするには、以下の3つの方法があります。その中のどれか1つでも実行できれば、かなり負担が軽減されるはずです。家事がラクになれば、肉体的にも精神的にも余裕が生まれ、育児や仕事に集中できるようになります。

時短できる家電を導入する

最新家電には、家事の負担を軽減してくれるものがたくさんあります。

例えば、乾燥機付き全自動洗濯機では、洗濯物を干す手間が省けます。外干しをするよりも早く洗濯物が乾くので、家事を早めに終わらせたい人には最適です。

また、ロボット掃除機を使えば床掃除がラクになるので、その分のんびりと体を休ませることができますし、その時間で他の家事をすることもできます。

さらに、自動調理器や食器洗い乾燥機等を導入すれば、時間がかかりがちな調理や食器の片付けをかなり時短できるでしょう。 このように家事の負担を軽減してくれる家電を使ってみると、自由な時間が増えて家事がラクになります。まずはどの家事に時間を取られているのか、どんな家電が必要かをパートナーと話し合ってみてはいかがでしょう。

パートナーと家事を分担する

ひと昔前ならば「家事は女性がやるもの」という考えが一般的でしたが、今では男性も女性も協力して家事をすることが浸透しはじめています。もし、どちらかがワンオペ家事をしているなら、パートナーで話し合って家事を分担してはいかがでしょう。お互いが得意な家事を分担すれば、効率的に家事を済ませられます。

しかし、相手が家事の分担を承諾してくれたとしても、最初は何をやったらいいのかがわからず、なかなか動いてくれないこともあります。その場合は、「今日中に洗濯して干してね」等の具体的な指示をしてあげるといいでしょう。それでも動いてくれないのであれば、ワンオペ家事がどんなに大変であるかを説明し、もう一度パートナーとじっくりと話し合ってみましょう。

家事代行サービスを頼む

家事をラクにするために「家事代行サービス」を利用してみるのも1つの方法です。家事代行サービスに依頼すると、日常的な家事を家事代行サービスのスタッフが代わりに行ってくれます。

ハウスクリーニングとの違いは、ハウスクリーニングが専門の特別な機械や薬剤を使って依頼された場所を掃除することに対し、家事代行サービスの場合は、特別な機械や薬剤等は使わずにその家にあるものを使って掃除や片付けをすることです。

もしも、今の自分の家事のやり方が正しいのか不安がある場合は、家事代行サービスの仕事を見てやり方をマネしてみるといいでしょう。プロのやり方を見ることで、今後の家事の効率が良くなるかもしれません。

育児をラクにする方法

仕事と家事・育児の両立をラクにする方法9選
(画像=Kajilyより引用)

次は、「育児をラクにする方法」を紹介します。特に小さなお子さんがいる家庭では、子どもの世話でかなり時間を取られてしまうことも多いでしょう。

子どもの世話は、家事とは違って時間があるときに後でまとめて行うことができません。そのため、計画どおりに物事を進められずにイライラすることもあると思います。ストレスを溜めないためにも、以下の3点を試してみてはいかがでしょう。

朝型の生活にする

仕事から疲れて帰ってきた日等は、もう夕飯の支度をする元気がないときもあります。しかし、その日の朝に夕食の仕込みをしておけば、後は仕上げ調理をするだけなので、料理の負担が軽くなります。

そのため、夕食の仕込みは夕方家に帰ってから行うのではなく、いつもよりも少しだけ早く起きて朝のうちに仕込みをしておくパターンに切り替えてみてはいかがでしょう。帰宅してすぐに食事を出すことができるので、夜の自由時間を増やすことができます。

また、忙しい日は1から手作りするのではなく、惣菜を買ってきたり、冷凍食品やレトルト食品を利用したりすると手間が省けてラクですし、時短にもなります。手間のかかる料理は、余裕がある日にゆっくりと時間をかけて作ってみてはいかがでしょう。

子どもにも家事を手伝ってもらう

子どもが大きくなれば、家事を手伝ってもらうこともできます。小学生くらいになれば、お風呂掃除や掃除機がけ、簡単な食事作り等もある程度は任せても大丈夫でしょう。また、3歳くらいのお子さんでも、「ベランダのハーブを取ってきて」、「郵便受けにある手紙を持ってきて」等の簡単な頼みごとならばできます。

子どもは親から褒められることをとても嬉しいと思うものです。簡単なお手伝いでも子どもがうまくできたら、「ありがとう、○○ちゃんのおかげでママとても助かったよ」と、必ず褒めてあげましょう。小さいうちからお手伝いができる子に育てておくと、大きくなってからも親をよく手伝ってくれるようになります。子どもを褒めながら育てることは、親子のコミュニケーションにも役立ちますので、ぜひ実行してみてください。

保育園・ベビーシッター等第三者に頼む

疲れていると、子どもの泣き声や些細なわがままに対してもイライラしてくることがあります。このようなときは、気分を変えて子どもと少し距離を取る時間を設けてみてはいかがでしょう。たとえ半日だけだとしても、子どもと離れてのびのびと行動することでストレスを発散することができます。

パートナーが良き理解者であれば、パートナーに子どもの面倒を頼む方法がもっとも簡単です。また、両親が近くに住んでいる場合は、両親に子どもを預けてパートナーと一緒にどこかへ出掛けてみるのもいいでしょう。

他にも保育園の延長保育を利用したり、ベビーシッターを利用したりする等、第三者に頼む方法もあります。第三者を利用する場合は、「安心して子どもを預かってもらえるか?」を事前にしっかりと調べておきましょう。