近年学校のお掃除でも少なくなった雑巾がけ。 行なう機会は少ないですが、雑巾がけを取り入れると良い効果があります。

例えば、全身の体を使って掃除をするので、腕や足の筋肉や体幹を鍛えるのに役立ったり、その部屋を綺麗に掃除するということで、自分で綺麗にしたという気持ちにも繋がります。この他にも雑巾がけのメリットについて深ぼってご紹介します。

程よい負担で良い運動となる

雑巾がけは床に足と手をついて、手で雑巾を床に押し当てて掃除をするので、体に負担のかかる姿勢ではあります。よって体全体の筋肉を使っているのです。

  • 具体的に雑巾がけを行なう効果は、以下のようなものがあります。
  • 下半身や腕の強化に繋がる
  • 体幹を鍛えて、バランス感覚を養う
  • 部屋を自分の手で綺麗にするという心に良い効果を与える

特に下半身の強化というのは重要であり、屈んだ状態で床を蹴り前進しますので、この動作が自然と下半身の強化に繋がります。

雑巾がけを行なうと、実際に太ももなどの筋肉を使っていると自覚できるので、筋肉が強化されるというのも自然にわかります。雑巾がけはバランスが重要であり、バランスをとって前に進まないとなりません。

実際に行なってみると、初めて雑巾がけを行なうような人は、バランスを崩して倒れるようなこともあります。そのようにバランスを崩して覚えながら、まっすぐ進むように工夫して雑巾がけを行なうのです。

部屋を綺麗にして綺麗になったという実感は、子供ならばあまりないかもしれませんが、このあたりは大人が教えてあげると良いでしょう。

そうすると、部屋を綺麗に使わないとならないという自覚も生まれるかもしれません。

体のコントロール能力を向上させる

雑巾がけは保育に役立つの?
(画像=Kajilyより引用)

近年の子供は、雑巾がけのやり方を知らなかったり、行わない学校もあります。

それは子供の筋力の低下という理由もありますが、普段から家でも雑巾がけを行なわなくなり、便利な掃除グッズを使い力を使わず掃除できるようになったというのもあります。そこで雑巾がけを行なうと体力や運動能力、バランス感覚を鍛えて向上させられます。

ただ雑巾がけを掃除として行なうと、なかなかやりたがらない子供もいます。そのために、雑巾がけを遊びの中に取り入れると、子供も進んで行なってくれます。運動遊びとして取り入れるならば、まっすぐやジグザグのコース、回るようなコースを作って雑巾がけの動作を行ないます。

ジグザグのコースを作るなどすると、進行方向を切り替えないとならないので、体の動きやバランスをコントロールする力が身につき、腕や足にバランス良く力を入れて進み、体も鍛えられます。

腕や脚力を付けるにも雑巾がけは良く、スムーズに行えるようになると、体のバランスが良くなり、姿勢も良くなります。コースを設定すると、自由に進めなくなるので、そのコースに応じて抑制力や適応力なども身につきます。

姿勢保持のような基礎的な筋力を身につけるにしても、雑巾がけはとても良い運動です。