会社員の強みである「信用」を上手に活かしきれているでしょうか?今回は、信用があるからこそ可能な借入(かりいれ)と投資で、効率的に資産形成する方法を解説します。会社員の強みを最大限に活かせば、資産形成のスピードをけた違いに加速させられるでしょう。

会社員が持つ「信用」という武器

会社に勤めている限り、毎月安定的に給与を受け取れる会社員は、社会的に“信用されやすい”立場にあります。

会社員として働き始めると、周りもみな会社員なので会社員の強みを実感しにくいかもしれません。しかし、「信用」という会社員ならではの強みをしっかり自覚し、武器として活かしていく攻めの姿勢を持つことが大切です。

また、会社が存続している限り会社員は安泰ですが、現代は何が起こるかわかりません。倒産など万一の事態に備えるうえでも、給与以外の副収入を確保しておくことや、自分で一から出直せるだけのスキルを身につけておくことは重要です。

富裕層は「借入」を恐れない!投資家目線を知る

会社員の「信用」という武器を活かせる場面はたくさんありますが、その1つが「借入」です。金融機関は、貸し付けを行う立場である以上、確実に資金を回収したいと考えます。毎月安定的に給与が入る会社員は、金融機関にとって安心感を持てる顧客です。

借入というと、マイナスイメージを持つ人もいまだに多くいます。しかし富裕層は、借入を恐れません。それは、借り入れた資金を効率的に運用する中で、お金がお金を生み出すという事実を知っているからです。

借入をした以上、返済義務が生じるため、リスクをともないます。しかし、リスクを必要以上に恐れるあまり、チャンスを逃さないようにしたいものです。

たとえば投資のための借入に二の足を踏む一方、住宅ローンや車のローンは躊躇なく組む人がほとんどです。要するに、明確な根拠があるわけではなく、周囲からの刷り込みによって反射的に借入を拒否してしまう人が多いのです。

固定観念を取っ払って考えたとき、借入の持つ可能性に気づけるはずです。

会社員の信用を最大限活かせる不動産投資

信用ある会社員の借入で、最大限強みを活かせる投資方法といえば不動産投資です。借入を活用することでレバレッジを利かせ、大きな資産形成をはかれます。

レバレッジとは、テコの原理に似ています。借入などを活用し、他人の資本を自分の資本に加えて投資することで利益率を高めます。レバレッジをかけて元手を増やせば、利益率も高まるというわけです。もちろん借り入れた場合は返済義務が生じるので、リスクも伴います。

不動産投資なら、最初にきちんと信頼できる不動産会社を探し、物件選定を慎重に行えば、その後は手間をかけなくても安定的に家賃収入を受け取れます。そのため、本業に注力したい会社員に合った投資方法といえます。

不動産投資というと、一定の資産を築いた40〜50代が始めるものというイメージを持つ人も多いかもしれません。しかし不動産投資では、長く物件を保有するほど、生涯で受け取れる家賃収入は最大化されます。つまり、時間がたっぷりある20代に最適な投資方法なのです。

また、不動産投資では不動産投資ローンを組むことが一般的ですが、返済原資は家賃収入です。住宅ローンや車のローンのように、給与をローンの返済にあてる必要はありません。こういった視点を持てば、20代から不動産投資をすることが、十分現実的な選択肢だと気づけるでしょう。