石膏ボードに棚を取り付けたい!
住宅の大多数で使われている石膏ボード。残念ながら強度がないので、そのままでは棚のような重たいものを取り付けることはできません。
でも、ここに棚があったらなにかと便利だろうなぁと思ったこと、きっと皆さん、一度はありますよね!
そこで今回は石膏ボードでも棚を取り付けできる方法と便利なお役立ちアイテムをご紹介します。
下地センサーを使って下地に固定する
まずもっとも簡単なのは、下地(柱)を見つけ出して、そこに固定する方法です。
柱があるかどうかはまず「おうちの図面を見る」という方法がありますが、賃貸だとそれはできないし、確実な位置は分かりづらいですよね。
また壁を叩く方法もありますが、音の違いは感じても、やはりこれも確実ではありません。
下地を確実に探し出すには、それに特化したアイテム「下地センサー」が便利です。
下地探しグッズには、大きく分けて針タイプとセンサータイプがあります。
針タイプ(下地どこ太くん)
使い方はとってもシンプル!柱がありそうな場所に目星をつけてこれを刺すだけ!
柱がない場合はブスッと奥まで入るのに対して、柱がある場合には途中でとまります。とってもわかりやすいですね!
針の部分には目盛りがついています。これは柱までの距離を表しているので、これを見れば必要なネジの長さがわかります。
さらに先端にはマグネットがついています。柱の部分をこれでなぞっていくと、石膏ボードを柱に固定しているネジに反応してマグネットが動く仕組みです。
ネジの上にネジを打つことはできないので、ネジを打てる場所をより確実に絞ることができるというわけです。
このように針タイプはとても精度が高く便利なアイテムなのですが、一方でデメリットも。
それは小さいながらも壁に穴を開けなくてはいけないということです。よって壁を傷つけたくない!という方は、次にご紹介するセンサータイプがオススメです。
センサータイプ
最大のメリットは何と言っても穴を開けずに済むので気軽に使えること。
左右両方から壁に押し当てながらゆっくりスライドさせていき、センサーが反応したところにマスキングテープで印をつけていくと正確な柱の位置がわかります。
ものによっては柱の中心位置をセンサー音で教えてくれる便利なものも。
また下地の位置だけでなく壁裏の金属やプラスチック・電線・電源位置なども探知できる優れた商品も多いのも特徴です。
反面、
・商品によって精度が変わる(以前購入したセンサーが誤作動が多く買い換えた経緯あり)
・漆喰壁など壁の種類によっては使えないセンサーもある
と言ったデメリットもあるので、用途に応じて選ぶのがオススメです。
ちなみに気になる値段ですが、センサーに関しては、かなりひらきはありますが平均金額2000円、針タイプは900円くらいから買えます。
下地センサーは、棚の設置以外にも、例えば地震対策で家具を固定するときなどにも使えるので、ひとつあっても損はないですよ!
石膏ボードの強度を高める
さてここからは「ここに棚を取り付けたい!」と思った場所に下地がなかったときの対処法を紹介します。
下地が入っている場所というのは、限られているので、おそらくこのケースの方が圧倒的に多いのではないでしょうか?
石膏ボードの強度を高めるアイテムはいろいろあります。
もっとも一般的なのは「ボードアンカーで取り付ける」方法。
下穴を開けてからパーツを差し込むと、内部で羽根が広がり、ネジのゆるみを防ぐ仕組みです。
また私も使ったことはないのですが、下穴不要で使える「石膏ボード用ネジ」(かべロック)という商品があるそうです。
差し込むだけで使えてとても簡単らしいので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか?
そしてもうひとつ、私が実際に使ってみて「これは便利!」と感じたのが「どこでも下地 スピードミニ」という商品。
今回はこちらを使ってキッチンに壁を取り付けたので、その手順を詳しくご紹介します。