最近、冷凍食品がおいしくなった気がしませんか??

実は、最新の技術によって、冷凍食品やアイスが美味しくなっているのです! びっくりぽんです。

今日は、冷凍食品のおいしさの秘密「不凍物質(不凍タンパク質、不凍多糖)」に関するお話です!

スーパーで、特売の日に野菜や肉を大量に買って、余ったものは冷凍して後日食べる、という方も多いと思います。また、ご飯も一度にたくさん炊いて、残ったら少しずつ小分けして冷凍保存してる方も7割くらいいるでしょう。私も、ちょくちょく冷凍してます。

でも、冷凍したものを後で解凍して食べると、やっぱり味が落ちる気がしませんか?

実は、家で冷凍保存すると「冷凍障害」によって、品質が劣化してしまうのです!

「冷凍障害」とは?

冷凍すると、食品中の水分が凍結し、氷の結晶ができます。 冷凍保存してると、食品の表面と内部での温度ムラができたり、冷凍庫の開け閉めなどで外部環境が微妙に変化することで、氷の結晶が大きくなるものが出てきます。

この、大きな氷の結晶が、組織を破壊し、内部のうまみ成分が流出したり、食感が悪くなったりするなどして、品質が劣化してしまうのです!

この現象を「冷凍障害」と言います。

冷凍食品のおいしさの秘密はカイワレ大根?~冷凍障害を防ぐ「不凍物質」~
(画像=味覚ステーションより)

「不凍物質」とは?

「不凍物質」とは、「凍らない物質」のことです!!

うそでーす! エイプリルフールに引っかかったようですね^^素直な方だ

本当は・・・ 「不凍物質」とは、氷の結晶の形態を制御したり、再結晶化を抑制するものです! (凍らないわけではない)

冷凍食品のおいしさの秘密はカイワレ大根?~冷凍障害を防ぐ「不凍物質」~
(画像=味覚ステーションより)

不凍物質により、 氷の結晶成長が抑制されて、組織が傷むことなく、おいしいまま保存できるのです!