長谷川博己さんと安藤サクラさんの熱演で目が離せない連続テレビ小説『まんぷく』。同作のモデルが日清食品の創業者・安藤百福(ももふく)さんとその妻・仁子(まさこ)さんであることでも注目を集めています。

日清食品が実際にどのようにして超一流企業に成長したのか、その理由を探ってみましょう。

度重なる投獄はほぼ実話、百福さんの壮絶な半生

ドラマ内で百福さんにあたる萬平(長谷川博己さん)は、事業で成功すると投獄されるという激動の人生を送ります。

獄中のシーンでは、壮絶な暴力を受ける描写もあり、萬平の人生は波乱の一言では表せないほど。釈放後はくじけることなく新たな事業に乗り出しており、百福さんの成功はその情熱にあったのだろうと推察せずにはいられません。

チキンラーメン開発のきっかけは、仁子さんの天ぷら

ドラマの核となるテーマといえば、日清食品の看板商品であり、即席麺のパイオニアとなる「チキンラーメン」の開発。同作では冒頭から随所にラーメンの描写があり、安藤夫妻にとって思い入れの深い食品であることがうかがえます。

日清食品グループのホームページ内にある安藤百福クロニクルによると、「チキンラーメン」の開発時、制作に難航していた百福さんが、夕食時に仁子さんが揚げていた天ぷらを見て「麺を油で揚げる」という発想に至ったのだとか。そのヒントを皮切りに「瞬間油熱乾燥法」として特許を取得し、日清食品の発展につながったといいます。

開発への情熱と夫婦愛が生んだ奇跡

日清食品の成功は、百福さんの発明によるところが大きいですが、百福さんが苦境からはいあがり、「チキンラーメン」の開発にたどり着けたのは仁子さんの存在があってこそ。作中では萬平が苦境に陥るたびに、妻の福子(安藤サクラさん)が縁の下の力持ちとなって会社を支える姿が描かれています。

日清食品が成功した理由は、絶望の淵に立たされても立ち上がるハングリーな精神と、夫婦の愛が生んだ奇跡といっても過言ではないでしょう。

文・古賀令奈

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