上の子の「赤ちゃん返り」をケアしよう

前述でも解説した通り、二人目の妊娠により、上の子が「赤ちゃん返り」するケースがあります。これは子どもにとって健全な反応であり、この時期の対応はとても大切です。わがままを許してはいけないのではと思ってしまいがちですが、むしろ上の子が安心できるよう、しっかりと甘えさせてあげましょう。こまめなスキンシップと言葉で愛情を伝えるようにすることで、上の子に愛情不足を感じさせないようにします。

安心した上の子は、下の子に愛情を注ぎ一緒に可愛がってくれるようになります。妊娠中は忙しく大変ですが、上の子と過ごす時間もぜひ大切にしてください。一緒に下の子を可愛がってもらえることで、上の子はとても心強い戦力になります。

二人目妊娠中を過ごしやすくする方法

何度経験しても、つらい体調には慣れません。二人目妊娠中の生活を少しでも快適にするため、できることをご紹介します。これらのポイントを参考に、取り入れやすい対策を検討してみてください。

家族にサポートを頼む

妊娠中は「やりたくてもできないことがも多く、家族のサポートなしでは乗り切るのも難しくなります。安静にしていたいと思うこともあり、思うように動けないストレスも増えるでしょう。体調が悪いときは夫にメインで家事や育児をしてもらうよう、あらかじめ話しておきましょう。妊娠のつらさは、どうしても男性には想像がつきづらいことの1つです。

「○○をしてくれると嬉しい」など、具体的な指示をすると夫も動きやすくなります。夫も次第に家事・育児のポイントがわかるようになり、自然と自分からこなしてくれるようになるのでおすすめです。夫がいない昼間などは、両親に来てもらえないか相談をし、家族からサポートしてもらえるようにしましょう。

上の子をキッズシッターに見てもらう

上の子の送り迎えや食事の準備など、お世話が難しいと感じたときは、キッズシッターに頼むという方法もあります。キッズシッターではそうした基本的なお世話のほか、本を読んだりお散歩をしたり、遊び相手としても依頼できるのが魅力です。子どもとは一緒に行けない場所や妊婦健診など、ちょっとした時間に頼むのも良いでしょう。キッズシッターで訪問するスタッフは、皆厳しい研修を受けたプロのシッターばかりです。

子どもとの上手な対応を勉強したり、子育てについての悩みを相談したりすることもできるので、家族からのサポートが難しい、一人で抱え込んでしまいがちといった場合は、ぜひ一度検討してみてください。

家事代行を頼む

妊娠中は悪阻や体調不良などにより、食事や洗濯、掃除といった家事にも手が回らないことが多くあります。誰かがやらなければどんどん溜まっていってしまうため、結局自分で無理をして片付けようとするケースもあるでしょう。しかし、無理をするのではなく、たまには家事代行にお願いするのもおすすめです。家事代行では、優先して片づけてほしいところなどの要望を伝えられます。

通常の家事や片付けはもちろん、悪阻がつらいときには料理の作り置き、お腹が大きくなり始めたら屈むことが多い掃除を依頼するなど、そのときの状態に応じて依頼するのがよいでしょう。外部に頼むとなれば「事前にある程度片づけなければ」と考えてしまうかもしれませんが、部屋が荒れたままでも問題はありません。一度気軽に試してみましょう。

まとめ

妊娠・出産の経験があるとはいえ、悪阻のつらさや身体の負担が軽減するわけではありません。むしろ上の子の育児もしなければならないため、身体の負担は増えているケースも多くなります。「頑張らなければいけない」と考えるのではなく、どうすれば負担が軽くなるのかを考え、無理せず周りのサポートを得ることが大切です。妊娠には個人差があります。周りの意見に流されないよう、つらいときにはしっかりと「つらい」と伝えてください。

提供・Kajily

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