まばゆく輝く白い歯は、好感度に大きな影響を与えます。白い歯だと笑顔に自信が持てますし、清潔感のあるさわやかなイメージに繋がりますよね。
ところが、わたしたちの歯は加齢や食べ物などが原因で黄ばみやすくなります。歯が変色するのが怖くて、大好きなコーヒーを思う存分飲めないという方もいらっしゃるのでは? そこで本記事では、白い歯を維持する方法をご紹介します。
コーヒーを飲むと歯が黄ばむのはなぜ?
着色による歯の黄ばみや汚れのことをステインといいますが、なぜコーヒーを飲むと歯が変色しやすくなるのでしょうか?
コーヒーに含まれているポリフェノールが原因
コーヒーにはポリフェノールがたっぷり含まれていますが、その中の一種であるタンニンには、たんぱく質やアルカロイドなどと結合しやすいという特徴があります。そのため、コーヒーを飲むとタンニンが唾液中のたんぱく質と結びつき、歯の表面にあるエナメル質の上に溜まることに。これが歯のステインになりますが、じつはこの汚れ、時間の経過とともにエナメル質の中にまで到達するため、放置すると歯の黄ばみはさらに悪化します。
アルコールが歯のステインを悪化させる場合も
歯のステインはコーヒーだけではなく、カレーやキムチ、紅茶や緑茶といった食べ物や飲み物を摂取することでも発生します。また、アルコールを頻繁に飲む人は、歯のステインが悪化しやすいのだとか。アルコールの摂取による利尿作用で体が脱水状態に陥ると、口の中や歯が乾燥することがありますが、この状態がステインを増やします。
白い歯を維持するためにできる4つのこと
「白い歯のままでいたいけれど、コーヒーを飲むのもやめられない」というのであれば、下記の方法を試してみてはいかがでしょうか。
コーヒーをストローで飲む
誰もがうらやむ白い歯をキープしたいなら、ステインが歯につかないように注意すべきです。コーヒーを飲むときにストローを使用すれば、ステインが歯に付着するのを最小限に抑えられるかもしれません。携帯用ストローをバッグにひそませておけば、ホットでもアイスでも、どちらのタイプのコーヒーの場合にも使えるでしょう。
なるべく早めにブラッシングを
コーヒーを飲んだ後は、できるだけ早く歯磨きをしましょう。しかし、歯の磨きすぎや研磨剤入りの歯磨き粉は歯のエナメル質を傷めてしまう恐れも。エナメル質が傷んでしまうと、虫歯になりやすくなったり、ステインが浸透しやすくなったりしてしまいます。たとえ歯磨き粉をつけずとも、ブラッシングにはステインを落とす効果がありますから、コーヒーをよく飲む方は歯ブラシだけでも手元に置いておくと良いでしょう。
コーヒーを飲んだ後は水で口をゆすぐ
いつでも歯磨きできる訳ではありませんから、そのような場合にはブラッシングの代わりに水で口をゆすいで、ステインが歯に付着するのを防ぎましょう。仕事や勉強の合間にコーヒーを何杯も飲む方であれば、いちいち歯磨きするのに席を立つなんて煩わしいと思うはず。ですから、1日に何杯もコーヒーを飲むというのなら、コーヒーと一緒に、水を入れたボトルもデスクの上に用意しておきましょう。
唾液をたくさん分泌させる
歯ブラシも水も手元にない場合には、自らの唾液の力に頼ってステインを撃退しましょう。唾液をたくさん分泌させるために、ガムを噛むことができます。唾液の分泌は、加齢やストレスなどが原因になって減少することも。唾液の分泌を促すために、耳下腺や顎舌線など唾液腺のある部分をマッサージしてみたり、口内で舌を動かしてみたりできるでしょう。