昔ながらの喫茶店に行くとメニューに「ウィンナーコーヒー」の文字を見かけませんか? こんもりとホイップクリームが乗り、華やかでちょっぴりレトロな雰囲気のウィンナーコーヒーは、苦味とまろやかさが調和したクリーミーな味わいが特徴です。

普通のコーヒーはちょっと苦手、という方もウィンナーコーヒーならチャレンジしやすいかもしれませんね。

しかし、ウィンナコーヒーは美味しい飲み方を知らなければ、せっかくの味を十分に味わえないことも。今回はウィンナーコーヒーをおいしく飲むポイントと、自宅で上手に淹れるコツについて解説します。

ウィンナーコーヒーとは? 特徴や名前の由来について

【ドリンクorスイーツ?】ウィンナーコーヒーをおいしく飲むポイントと淹れ方のコツ
(画像=Cafendより引用)

ウィンナーとは「ウィーン風の(Vienna)」という意味。オーストリアの首都ウィーンが発祥のコーヒーのことです。しかし、実際にウィーンに「ウィンナーコーヒー」というメニューはないため、旅先でオーダーしても出てこないのでご注意を!

ウィーンはヨーロッパで最初にカフェ文化が生まれた国といわれ、あらゆるカフェメニューが存在します。なかでもダブルのエスプレッソに同量のホイップクリームを乗せた「アインシュベナー」というメニューがあり、日本のとある老舗の喫茶店でウィンナーコーヒーが生まれるアイディアの元になったと考えられているんだとか。

日本のウィンナーコーヒーはエスプレッソではなく、濃いめのドリップコーヒーにザラメ糖を入れ、無糖のホイップクリームを乗せたものが一般的。

最近ではふんわりとしたホイップクリームがSNS映えすると若者の間でも人気です。ウィンナーコーヒーは世代を越えて愛されているんですね。

ウィンナーコーヒーを最後までおいしく味わう上手な飲み方

【ドリンクorスイーツ?】ウィンナーコーヒーをおいしく飲むポイントと淹れ方のコツ
(画像=Cafendより引用)

ウィンナーコーヒーの飲み方に正解はありません。

しかし意外と飲むのが難しく、ホイップクリームをこぼしたり、コーヒーとうまく混ざり合わずにおいしさを感じられなかったりすることも。

そこで、せっかくのウィンナーコーヒーを最後までおいしく味わうための上手な飲み方を、順を追ってご紹介しましょう。

1.コク深いコーヒーを味わう

ウィンナーコーヒーをサーブされたら、まずホイップとカップのすき間からそっとすするようにしてコーヒーのコクを味わいましょう。ホイップがふたの役目を果たし、コーヒーは熱々になっているので気をつけてくださいね。

2.ホイップとコーヒーのハーモニーを味わう

次に、コーヒーのカサが減ったら、ホイップクリームと混ぜて、コクとまろやかさのハーモニーを味わいましょう。熱いコーヒーと、冷たいクリームとのコントラストも楽しいですね。

もちろん、クリームだけをすくって食べるのもOK!

3.ザラメ糖の甘さと食感を味わう

最後に、コーヒーの底に溶け残ったザラメ糖の甘さを味わいます。ジャリジャリとした食感も一緒に楽しみましょう。