京都に20年以上暮らしていた筆者が、京都観光に不可欠な交通機関(バス、地下鉄、電車)の詳細と、賢い使い方を紹介。バス全系統、地下鉄全駅、電車全路面図のリンク付きです。
京都移動の大前提
京都市内の移動は「バス」が基本という考え方があります。かなり小回りがきくので、本当にどこにでも行けます。目的地周辺には、必ずバス停があるといった状態です。
片道230円で、1日乗車券は600円。どちらのチケットでも、均一区間内ならどこまでも行けます。また相当な僻地でない限り、均一区間から出ることはありません。
ただし京都のバスは、遅いです。中学生が自転車で本気で勝負すれば勝ちます(たしか私の友人は勝ちました)。
……それはさておき。
仮に均一区間から出る移動を行うとしたら電車を利用する方が便利ですが、一般的な京都観光は、京都市バスの均一区間内で完結すると考えてよいです。
賢い移動:京都の中心部をおさえる
京都の中心部は四条河原町です。四条河原町は、京都最大の歓楽街でもあります。 京都の主な交通機関はここを中心として行き来していますので、四条河原町を拠点とすると移動もスムーズになるでしょう。
ちなみに移動を行う際に中心部をおさえておくことはどの国のどの都市でも共通するコツです。現地の路線(電車、地下鉄、バス、交通etc)が地図上で最も交差する場所が、その都市の中心部となります。
京都のおもな交通機関は3つ
京都市バスのほかに、地下鉄と電車があります。京都市内の移動を行う場合は、実は地下鉄が圧倒的に便利となります。それぞれ説明していきましょう。
1. 京都市営バス
市バスだけ乗ると覚悟を決めたならそれが最も簡単ですが、スピードは3つの交通機関の中で最も遅く、車内は混みます。
なぜなら京都市は人口150万人の大都市。たとえば人口だけ見れば、アメリカ最大の都市TOP10にも食い込む規模です。そこに加えて、世界中の観光客が殺到するという状態が慢性的に起こります。
「山手線の通勤」といえば誰もがピンと来るように、人気系統のバスは日中はぎゅうぎゅう詰めということがしょっちゅうあります。加えて、終バスが平均21〜22時台と早いです。
京都市バスのポイント
・ピンポイントな移動が可能
・遅くて混む
・終バスが早い