世界的なデザイナー・髙田賢三⽒の最後の作品ともなる、漆重箱と漆プレート4枚セットが、世界文化社から3月1日(月)に発売される『家庭画報4月号』誌にて発表、販売される。

髙田賢三×香川漆芸

世界的デザイナー髙⽥賢三の最後の作品が『家庭画報4⽉号』にて発表&販売
(画像=『STRAIGHT PRESS』より引用)

2020年夏、髙田⽒のデザイン画をもとに「香川漆芸作品」を作るという夢のプロジェクトが始動。日本の伝統工芸への関心とリスペクト、「香川漆芸」の芸術的な美しさに触れ魅了された髙田⽒は、『家庭画報』から提案された企画を快諾した。制作を任されたのは、重要無形文化財「蒟醬(きんま)」保持者で人間国宝の山下義人さん率いる漆芸家チーム。制作中に髙田⽒が亡くなるという、予想だにしなかった試練を乗り越え、魂のこもった傑作を作り上げた。

世界的デザイナー髙⽥賢三の最後の作品が『家庭画報4⽉号』にて発表&販売
(画像=『STRAIGHT PRESS』より引用)

この二人の想いが結晶し完成した作品『「夢」漆重箱』、『「夢」漆プレート4枚セット』が、『家庭画報4月号』で発表、販売となる。

山下義人さんは“髙田さんのデザインが大変細やかだったので、漆芸の技で表現するのは容易ではありませんでした。でも、せっかくなので、重箱の菊には彫漆、プレートの菊には存清と、異なる技法を用いて制作しました”とコメントしている。