成長する企業に明確なビジョンがあるように、自分で人生のビジョンを決めることは、ひとりの社会人として大きく成長できるチャンスになります。「人生の目標が見つからない」「自分が何をしたいのか分からない」という人だけではなく、「やりたいこと、なりたい姿は分かっている」という人も、それが本当に自分にとって最高のビジョンなのかどうか、見直してみませんか?

ビジョンって何だろう?

ビジョン(Vision=未来像・夢)とは、将来的に理想とする姿や状況を意味します。

ビジネスの世界ではさらなる成長を目指す手段として、「経営ビジョン」や「組織ビジョン」などの言葉で活用されるのを知っている人も多いかもしれません。

このビジョンという言葉は、ミッション(Mission=使命・任務)やバリュー(Value=価値観)という言葉とともに使われることが多く、これは3つの要素がそろって初めてビジョンが価値をもつといえるでしょう。

ビジョンは、企業や個人のバリュー(価値)を反映するものであり、ビジョンの実現にはミッション(使命・任務)を達成する必要があるのです。

「毎日がつまらない」の原因は、人生のビジョンがないからかも?

ビジョンが大切なのは、ビジネスだけではありません。

人生を旅に例えると、ビジョンがない人生は行き先が決まっていない旅のようなもので、不安感や焦燥感の原因となります。

組織の一員としてだけではなく、個人として人生のビジョン(Life Vision)を明確にすることで、充実した人生を送るために進むべきロードマップが見えてきます。

「毎日がつまらない」と感じている人は、人生のビジョンがないために周囲に流されるまま生きていることが原因かも知れません。

最高の人生のビジョンを描くために必要なこととは?

これまで具体的な人生の目的や目標を持たずに生きてきた人にとって、ビジョンを描くのは難しいことでしょう。確かに、人生のビジョンを決めることは簡単ではないものの、想像しているほど難しいことでもありません。

最高の人生のビジョンを描くために、自分の心の声に素直になってみませんか。

周囲からの期待や、自分で思い込んでいる“すべきこと”をベースにビジョンを描こうとすると、満足感を得られず、ささいなことで挫折したり、後悔したりするかもしれません。

しかし、やりたいこと・興味のあること・好きなことをベースにすると、満足感の高い人生のビジョンを描くことができるでしょう。