笠そば処から北参道を歩いて本殿へ
笠そば処の駐車場から少し歩くと、鳥居と参道が見えてきます。こちらは、表参道ではないのですが、本殿まで近いため、多くの人が利用しています。なだらかな坂道には、石灯篭がずらりと立ち並んでおり、神聖な空気が漂っています。
こちらの階段を登れば、拝殿、本殿、社務所などの建物が建っています。こじんまりとした境内ですが、毎年1月・4月・9月の28日には大祭が行われ、多くの見物客が訪れます。
表参道を歩いて閼伽井不動尊へも
社殿の前から奥へと伸びている表参道を下っていくと、平安時代の僧「空海」が修行したと伝わる閼伽井(あかい)の池があります。こちらには、不動明王が祀られる閼伽井不動尊があり、閼伽井の池とともに霊場として信仰されています。石灯篭に灯りがともる表参道の雰囲気も良いので、お時間のある方は立ち寄ってみてください。
白い花が咲くそば畑も!のどかな風景を楽しもう
笠山荒神社にお参りしたら、笠地区ののどかな風景も楽しんでみてください。笠そば処の駐車場や周辺からは、高原に開けた農村風景を眺めることができます。周辺には幹線道路や大きな街もないため、小鳥のさえずり、カエルや虫の鳴き声も良く聞こえます。
また、この辺りには、面積約15ヘクタールの広いソバ畑があり、毎年9月中旬ごろから白く可憐な花を咲かせます。この美しい花を鑑賞しようと訪れる人も増えているそうです。そば畑の付近に駐車場はありませんが、笠そば処の駐車場を利用することができるので、こちらから歩いてみても良いでしょう。
笠そば処・笠山荒神社へのアクセス
大阪・三重県方面より
天理市の名阪国道「福住インター」より旧国道25号線を南下。任興口バス停付近で左折して農道に入り、案内看板に従い「笠そば処」へ。福住インターより約8km。
または、天理市内より旧国道25号線を天理ダム方面へ上り、任興口バス停付近で右折して農道へ、案内看板に従い「笠そば処」へ。
※天理ダム付近から南下する奈良県道247号笠天理線は、道幅が狭い箇所がありますので、ご注意ください。
橿原市・桜井市より
桜井市の国道169号線「巻野内」交差点を東へ入り、奈良県道50号大和高田桜井線を約6km進み、「笠そば処」の案内看板に従い左折、約1kmで笠そば処へ。
※奈良県道50号は、やや道幅が狭く、見通しの悪いカーブも多いです。山道の運転に慣れていない方には、天理市から農道を南下するルートがおすすめです。
この記事を書いたトラベルライターから一言
近年人気が高まっているという笠地区を訪れてみました。お昼前に着いたのですが、駐車場は満車に近く、多くの人が食事や散策を楽しんでいました。一日遊べるようなスポットはないのですが、地元産のそばを味わったり、古くから信仰されている神社を参拝したりすると、リフレッシュすることができました。みなさんもドライブ途中に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。(ゆきたか)
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