全てミシン縫いで仕上げるファスナーの付け方
手作りでファスナーをつけるコツがわかったところで、実際にファスナーをつける簡単な方法をまとめていきましょう。ファスナーの付け方や縫い方には、手縫いとミシンで縫う方法があります。手縫いで縫う方法は、ミシンで縫う方法をマスターすれば簡単につけることができるようになります。
今回はミシンでバッグやポーチにファスナーをつける方法で、ファスナーの簡単な付け方をまとめてみましょう。
今回紹介する方法は、ファスナーを全てミシンでつけるという簡単な方法です。一度チャレンジしてみて、ここは手縫いのほうがいいなとか、この作業過程は必要ないと思う部分は省略しても大丈夫です。
初心者の方がやった方が良いと思う、ファスナーの付け方や縫い方をまとめていきます。
ミシンでのファスナーの付け方①生地にしるしを付ける
手作りでの一番の楽しみは、自分の好きな柄や素材の生地を使って、自分がつくりたいものをつくれるというところにありますよね。
そんな大切な生地にしるしをつけるのは、ためらわれる作業でもあります。でもこの作業が基本で、これからの作業に大きな影響を与えることになります。
作業が円滑に進むように、わかりやすく丁寧にしるしを付ける作業をしていきましょう。
まずは生地にしるしを付けるところからスタートしていきます。あなたが手作りをするバッグやポーチの生地にあわせたチャコペンを用意します。白い生地なのに真っ黒のチャコペンだったり、黒の生地に黒のチャコペンというのはよくありません。見えないのも困りますが、目立ちすぎるのも問題です。
白い生地の場合には、黄色やベージュのチャコペンを選びましょう。これから手芸をしていこうと考えている人は、2色くらいのチャコペンを購入しておいてもいいかもしれませんね。
ミシンでのファスナーの付け方②開き止まりのしるしを付ける
生地に付けるしるしは、全部で8か所になります。今回はミシンで全て縫い上げていくので、最初に8か所全てのしるしを付けておきます。
まずはファスナーの開き止まりのしるしを4か所つけていきます。あなたが手作りしているバッグやポーチのどこにファスナーをつけたいのかをイメージしましょう。
バッグやポーチのファスナーを付けたい位置が決まったら、ファスナーの開く位置と止まる位置が丁度良いバランスになるように、チャコペンでしるしをつけていきます。
手芸に慣れてこれば、簡単にぱっぱとしるしを入れられるようになりますが、最初なのでどういうイメージでしるしをいれるのかをまとめておきます。
まずはバッグやポーチをつくっている生地を折りたたんで、さらに折りたたみ、縦に4つ折りになるようにします。
生地の中心になるところにまち針をさして、1回広げます。そこにファスナーをあてて、まち針で軽く押さえて生地を開きます。
ファスナーが中心にきていることを確認して、生地の表面にチャコペンでしるしをつけましょう。
ミシンでのファスナーの付け方③伸び止めテープを貼るしるし
コツでも紹介したとおり、ファスナーをキレイにつけるときには、伸び止めテープを使うのがおすすめです。
簡単なファスナー付けをさらに簡単にすることができる便利なアイテムです。ぜひ活用してくださいね。
それでは伸び止めテープを貼るしるしを付けていきましょう。このしるしも、カバンやポーチを手作りするのに慣れてしまえば必要のない作業になっていきます。
最初のうちは失敗しないように、簡単なのでさくっとしるしをつけてしまいましょう。
先ほど付けた印の1.5センチ外側に、チャコペンで印をつけます。さらにもう一つの端部分にもしるしをつければ完了です。
ミシンでのファスナーの付け方④生地の裏目にしるしを付ける
ファスナーの付け方の③と④の作業が終わったら、生地を一繰り返して、同じように4か所にしるしを付けていきます。
何か所しるしをつける必要があるのかと思うかもしれませんが、縫っている途中でやっぱりわからないと戻る事は難しいので、このタイミングで念のためしるしをつけておくようにしましょう。
表と裏の印の場所が変わってしまわないように、注意をしながらしるしをつける必要があります。
③と④の作業を同じようにやれば同じ位置に印をつけることができますが、簡単にすませたいという人には、裏をみながら、正確に写し取っていくという方法もあります。
手作りのバッグやポーチがキレイに仕上がるように、気をつけてしるしを付けていくようにしましょう。余分なところにチャコペンでしるしをつけてしまうとわからなくなってしまいます。余分に書き込まないようにすることも大切です。
ミシンでのファスナーの付け方⑤伸び止めテープを貼る
しるしを全てつけおわったら、手縫いやミシンで縫うのではなく、まずは伸び止めテープを生地に貼っていきます。伸び止めテープを貼るのは地味で、ついつい飛ばしてしまいたくなる作業ですが、簡単にファスナーを付けるためには大切な作業です。
カバンやポーチにファスナーをつけるときには、できるかぎり取り入れるようにしてください。
まずは長さのあった伸び止めテープを用意しておきます。アイロンも温めておきましょう。
伸び止めテープには裏面と表面があります。間違えてアイロンをあててしまうと、アイロンがすごいことになってしまうので注意が必要です。また万が一失敗したときのためにも、伸び止めテープをつかうときには当て布をするようにするといいでしょう。
伸び止めテープを貼る準備が整ったら、③と④の過程でしるしをつけた伸び止めテープを貼る位置に貼っていきます。
伸び止めテープは生地の補強の意味で貼り付けるものなので、布端からは少し離して貼り付けるのがポイントです。布端からおよそ5mmくらい離します。伸び止めテープの幅が広いものである場合には、手縫いをする位置やミシンの位置を考えて布端から離して貼り付けるようにしましょう。
ミシンでのファスナーの付け方⑥ミシンで縫う
伸び止めテープを布端から離して貼り付けることができたら、いよいよファスナーを縫い付けていく前に、開きどまりを縫っていきます。まだファスナーは出てこないのです。手縫いの場合は手縫いで、ミシンの場合はミシンで縫い付けます。
手縫いの場合もミシンの場合も、バッグやポーチにファスナーを付ける場合であっても、布の端から端まで縫っていきます。
縫い代幅は、1.5cmになるように縫うといいでしょう。縫い代幅というのは、生地の端から塗っている場所までの幅で、生地のミミみたいになる部分です。
簡単にいえば、生地の端から1.5cm内側を縫うようにすると、手作りのバッグやポーチはキレイにできるようです。
縫い代と縫い幅は統一して、ミシンで一気に縫い上げてください。最初と最後は返し縫いをして補強しておきましょう。
ミシンでのファスナーの付け方⑦縫い代を割る
キレイな手作りのバッグやポーチにしたいというときには、ここでひと手間くわえてみましょう。先ほど塗ったところの縫い代を2つに割って、アイロンで跡をつけておきます。
アイロンで跡をつけなくても、もちろんファスナーをつけることは簡単にできますが、まっすぐにキレイな状態のファスナーをつけるときには、この簡単な作業が大切になります。
アイロンをかけるときには、縫い代が同じ幅になるようにしておくと、ファスナーを簡単に取り付けることができます。
ファスナーはこの縫い代に縫い付けていくことになるので、後の作業をさらに簡単にするためにはここで手間がかかっても調整をしておいた方が楽に縫い付けることができますよ。
ファスナーを縫い代にあわせて微調整することも可能です。手芸が得意な人であれば、その方が簡単に手作りできてしまうかもしれませんね。
しかし初心者さんの場合は、臨機応変に対応することが難しい場合もあります。最初はしっかりと布端までの幅を測りながらチャレンジをしてみましょう。
アイロンを温めるのが面倒だという人は、爪や指で布を抑えるように跡をつけておくことも可能です。
ミシンでのファスナーの付け方⑧しるしを付け直す
ここまでの作業で、ファスナーをつけるための下準備が完了しました。次はファスナーを付けるためのしるしを付けなおしていきます。
まずは先ほど⑥塗った、ファスナーの開き止まりの位置にまち針でしるしをつけておきます。バッグの場合もポーチの場合も、2か所にまち針のしるしをつけることになります。
ミシンでのファスナーの付け方⑨ファスナーを仮止めする
ファスナーを縫い付けるために、ファスナーを仮止めしていきます。
ファスナーの引手部分が表に出るように、ファスナーを裏返してバッグやポーチの生地の上に置きます。そして、⑧で印をつけた位置に、ファスナーの引手のある方と下の留め具の部分をあわせて置きます。
しっかりと位置を合わすことができたら、縫い代にまち針でファスナーの仮止めをしましょう。
今回は手作りのバッグやポーチをキレイにつくるために、縫い目が外に出ない縫い方になるので、外の生地に縫い目がでないように、縫い代にファスナーを付けていきます。
バッグやポーチのデザインで、縫い目がでたほうが可愛いという場合には、縫い目がでるように縫い方を変えてみましょう。
ミシンでのファスナーの付け方⑩ファスナーを裏目から縫いつける
ファスナーの仮止めがができたら、ようやくファスナーを手縫いやミシンでバッグやポーチに縫い付けていきます。
今回は裏側と表側の両方から縫い付ける方法をまとめていきます。ポーチであれば片面からだけでも問題ありませんが、バッグの場合は両面から縫っておくと縫い代がビラビラとならずに、長い間使うことができます。
ファスナーのテープのようになっている部分をミシンで縫っていきます。裏面は表からみえない部分でもあるので、練習をする感覚で縫ってみましょう。
裏面から縫う時には、ミシンであれば粗目の縫い目に設定して縫っていくといいでしょう。最初と最後は返し縫をして、布の端から端まで縫いきってください。
ミシンで縫えたら、待ち針をはずします。ミシンで縫う時に引手が邪魔になるようであれば移動させながら、縫い目が真っすぐになるように縫い進めていきましょう。面倒だからといって、引手をそのままにして縫い進めてしまうとガタガタの縫い目になってしまいます。
引手の移動は縫い進めて半分くらいにきたところで、縫ってきた位置に移動をするようにしましょう。直前まで移動しないでいると、ミシンの針を一旦上げないと引手が移動できなくなってしまいます。
あまりにもスピーディーにミシンで縫ってしまうとタイミングを逃してしまうかもしれません。手作りをキレイにするコツでもあるので、十分に注意をしてくださいね。
ミシンでのファスナーの付け方⑪ファスナーを表目から縫いつける
裏面から縫うことができたら今度は表面から縫い付けていきます。表面からファスナーを縫う時には、縫い目を少しちいさくすると見た目がキレイになります。
表面から縫う時には、ファスナーが上を向いているので、引手を気にせずに縫えるのが嬉しいですね。引手のことを気にしなくてもいいと言うのは良いことですが、縫い目が出てしまわないように、ゆっくりと注意しながら縫い進める必要があります。
下の生地まで一緒に縫ってしまわないように注意をしながら、布の端から端まで縫いきります。表面から縫うときには、最初と最後の返し縫は不要です。ぐるっと一周縫うことで、返し縫もできることになります。
縫い目が真っすぐであるかどうかだけ気にしながら、丁寧に仕上げていきましょう。
ミシンでのファスナーの付け方⑫最終チェック
しっかりとファスナーを縫い付けることができたら、最後にファスナーを開け閉めしてみましょう。布が噛んでしまったり、途中でファスナーが歪んでいないか、不具合がないかどうかのチェックをします。
気になる部分があれば手直しをして、ファスナーの縫い付けは完成です。
最後にファスナーの付け方・縫い方の動画で流れを確認しておきましょう。
ファスナーの付け方・縫い方をマスターして手芸上手に
今回はファスナーの付け方・縫い方について、キレイに縫い付けるコツなどを紹介させていただきました。手作りでファスナーを付けるのは大変だと思っていた人でも、意外と簡単にできそうなことが伝わったでしょうか。
ミシンを使いはじめたばかりだという人にとっては、少し大変な作業になるかもしれませんが、一度マスターしてしまえばファスナーの付け方はとても簡単です。
ぜひ手作りのバッグやポーチをつくって、ファッションにも取り入れていってくださいね。
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