時間と労力の効率化を図る目的で、「Web面接」を採用する企業が増えています。服装や髪形など基本的なマナーは対面面接と同じですが、慣れないために失敗談も耳にします。準備、テスト、本番の各ステップにおけるポイントを押さえ、万全の態勢で挑みましょう。

ステップ1:準備

決められた場所に招かれる対面面接とは異なり、「面接に最適な環境の演出」はWeb面接だからこそできること。面接官に好印象を与え、面接を有利に進めることができる環境を整えましょう。

「静寂の空間」を作る

ネット環境が良好で、雑音の入りにくい場所を選びます。ドアや窓をきっちりと閉め、面接に使用しない限りスマートフォンや電話の電源はオフにします。可能であれば、家族やペットには外出してもらうなど、面接に集中できる徹底した環境作りが重要です。

シンプルな背景と効果的な照明を意識する

乱雑に散らかった部屋や壁のポスターなど、面接官の集中力を削ぐ要因があるものをすべて排除した、シンプルで自然な背景が理想的です。

部屋の中で自然光が程よく入り、面接官側から見て「カメラ映りの良いスペース」を見つけカメラを固定します。窓に背中を向けると逆光になってしまうため、壁を背景にするとよいでしょう。

夜間の面接の場合はデスク用ライトを2つ用意して、1つは少し右側に、もう1つは左側になるように、正面の対角線に配置するなど、照明にも気を配ります。

ステップ2:テスト

面接に必要なツールやカメラ、イヤホンなどが正常に動作するかのチェックはもちろん、テスト面接で本番のイメージ作りをしておくことも役立ちます。

カメラは目線の高さで固定

面接官に顔を含めた上半身が見える位置で、目線の高さに合わせてしっかりと固定します。

テスト面接で事前練習

面接で実際に利用するツールを使い、友人や家族とのテスト面接を通して何回か練習しておくことで、不具合を事前に発見でき、Web面接での流れもイメージしやすくなるでしょう。

万が一に備える

予期せぬ通信トラブルが発生したときに備え、緊急の連絡先を聞いておくと、必要以上に慌てず対処することができます。