新しく始めたいと思うことや、自分を変えたいと思うことがあっても、なかなか変わることができないのが人間です。今回は、“人間が変わることができないメカニズム”から、変わるためのもっとも簡単な3つの方法を紹介。ぜひ参考にしてみてくださいね。
「新年号になったし、恋も仕事もプライベートも頑張るぞー!」と意気込んだものの、何も変われていない。そんな状態に陥ってはいませんか?
そんなあなたに朗報。
cinqをご覧の皆様だけに”たった3つの方法”で生まれ変われるコツを伝授しましょう。
これを機になりたい自分へと生まれ変わりましょう。
人が「変われない」メカニズム
そもそも何故人間は変われないのでしょうか?
「マイナス10キロのダイエットに成功する!」、「朝活で読書をする!」など自分が変わるために、目標を設定はしたものの、3日坊主で終わってしまった……。これはよく聞く話です。こんな風に自分で決意をしたとしても、なかなか人間は簡単に変わることができません。なぜ変われないのでしょうか?
その理由は
“人間は得られる幸福感よりも、失うことの恐怖の方が大きいから”。
これは人の心理でもあり、詐欺の手法でも使われているものです。というのも「あなたは幸福な人間です。お金を差し上げます」と言われて引っ掛かる人はほとんどいません。
しかし、「支払いがまだなので、ただちに支払ってください。さもないと法的手段を取ります」と電話 で言われるとつい焦ってしまいますよね。自分の社会的立場が悪くなってしまうことが怖い……という気持ちがそうさせているのです。
今のは極端な例でしたが、この心理が日常でも起こります。ダイエットするには体力や時間を失います。朝活では睡眠時間を減らしてしまう。このように“何かを得るためには何かを失う必要がある”のです。
けれども人間は、失うことの恐怖の方が、得られる幸福感よりも大きいからつい現状維持をしてしまう。これが人間が変われないメカニズムです。
「失うことの恐怖が大きい」ことを踏まえたうえで、今から紹介するものをトライすれば、そんな恐怖心もどこへやら。あっという間に自分を変えることができます。
小さな目標を掲げる
まず大前提から。
“目標を小さいものにする”ことです。
「1ヶ月で-10キロ!」、「1ヶ月に本を30冊読む」というような大きな目標を達成できる人間ならば、意思の強ささえあれば簡単に変わることができますが、人間はそんなに強くありません。無理な目標を掲げると「結局変われなかった」という悲壮感だけが残ってしまいます。これでは失敗の体験が増えて、自己肯定感が下がってしまうだけ。
そこで小さな目標を掲げるのです。
「1ヶ月で2キロ痩せる!」、「本を5冊読む」など、今の自分でも達成しやすい目標にすると、達成したときの喜びは大きすぎることがないため、燃え尽きることもありません。もちろん悲壮感を感じることもなく、行動を続けることが出来ます。
なのでまずは「小さな目標を掲げる」ことが大事です。
行動をルーティーン化する
次に“行動をルーティーン化する”ことです。 ダイエットならダイエットをルーティーン化、朝活なら朝活をルーティーン化してしまえばいいのです。
つまり、「それをやらなければ気持ち悪くて寝れない」というような状態にすれば、全く苦労をせずに変わることが出来るということ。
例えば皆さんは歯磨きを面倒だと思ったことはありますか? たまにはあるでしょうが、「面倒くさいから、もう歯磨きするのは止めよう」と決意した人は少ないはずです。
なぜ歯磨きは毎日出来るのでしょう? それはルーティーン化しているからです。子どものときに、親に言われ、嫌々ながらずーっとやってきたからこそ、それが当たり前になっている。だから今も、毎日歯磨きはするものなのです。
この歯磨きのようにルーティーン化していくことが自分が変わる簡単な方法です。
なので、まずは3ヶ月。3ヶ月はどんなことがあってもやり続けましょう。少し体調が悪かろうが、前の日夜遅くまで仕事してようが、まずはやってみる。
3ヶ月という期間が随分遠くにあるように感じてしまう場合には、まず1週間でも構いません。そして1ヶ月、3ヶ月と伸ばしていきましょう。3ヶ月間やり続けたころには、ダイエットだろうが、朝活だろうが、それが当たり前になり、逆にやらないと気持ち悪いという状態になります。