コスメ&メイクライターの古賀令奈です。年齢を重ねるにつれ、肌に隠したい部分が増えてきたという方が多いのではないでしょうか。ベースメイクの方法によっては、隠そうした部分が逆に悪目立ちしてしまうことも少なくありません。そこで今回は、大人の女性が陥りやすいベースメイクのNGポイントについてお伝えします。
NG1:厚塗りスパイラル!重ねすぎで取り返しのつかないことに
クマや赤み、シミなどがファンデーションで隠しきれないからといって、ファンデーションやコンシーラーを塗りすぎてはいませんか?
「もう少しだけ」と塗り重ねていくと、どんどん厚塗りになるもの。そこに粉を重ねると、塗り重ねた箇所が驚くほど目立ってしまうことがあります。
残念ながら、一度粉を塗って仕上げたあとは、手を加えて修正するのは難しいでしょう。
いくら隠したいからといっても、厚塗りはNG。多少の色ムラが感じられても、そのままで済ませるほうが美しい仕上がりにつながります。
おすすめは、透明感のある化粧下地で肌の明るさを高めて、高保湿でカバー力のあるファンデーションを薄く塗ること。
うるおいに満ちた明るく健康的なツヤ肌は、シミやクマをネガティブに感じさせない力をもっています。
下地として使ったのは、江原道の日焼け止め乳液「ウォータリー UVジェル」(税抜3,500円)。
透き通るような明るい肌を演出し、毛穴やくすみの補正にも活躍します。
ファンデーションはローラメルシエ「フローレス ルミエール ラディアンス パーフェクティング」(税抜5,800円)。
素肌感のあるつるんとなめらかなツヤ肌を演出しがら、気になる部分はしっかりカバーする優れものです。
NG2:シミを隠したはずが…コンシーラーの色が浮いてバレバレ
薄塗りがおすすめではあるものの、やはり目立つシミはなんとかしたいと思われるかもしれません。
そんなときは気になる部分のみをコンシーラーでカバーするといいですが、場合によってはコンシーラーがファンデーションの色から浮いて目立ってしまうことがあります。
コンシーラーを自然につけるコツは、塗った部分の境目をぼかすこと。ファンデーション とコンシーラーの色の境目をコンシーラーブラシでぼかしこむと、自然な印象に仕上がるでしょう。
使用したのは、ヴァントルテの「ミネラルシルクコンシーラー」(税抜2,300円)。
クマやシミ、ニキビ跡、毛穴の凹凸をしっかりカバーしながらも、厚塗り感を防いでくれます。保湿性にも優れ、石けんで落とせる便利なアイテムです。