結婚しないという選択をする女性も増えている現代、老後のマネープランはライフプランによって変わります。今回はおひとりさまか、パートナーがいるかの2パターンで、老後への備え方を考えてみましょう。
おひとりさま女性の老後への備え
おひとりさまは、老後、配偶者や子どもによる介護や援助を受けることがない分、自分が必要なお金は自分で備えることになります。
老後に必要となるのは、毎日の食費や光熱費といった生活費をはじめ、家賃や住宅維持費など住宅関係の費用、趣味や娯楽費、そして医療費や介護費などがあります。今の生活を楽しく過ごすだけではなく、老後予想されるさまざまな出費に備えて、元気に働ける今の時期に、できるだけ多く貯蓄をすることが大切です。
また、経済的に余裕のある生活を送ることができても、精神的に寂しさを感じることがないよう、なんでも相談ができる友人や仲間を持つということも大切な老後への備えになるのではないでしょうか。
既婚女性の老後への備え
パートナーがいる既婚女性の場合、老後は自分と、配偶者の年金が収入となりますが、専業主婦か、会社員・公務員かで、将来受け取れる年金額は大きく変わります。
自分が専業主婦で配偶者が会社員の場合、受け取ることのできる年金は、
(自分の基礎年金)+(配偶者の基礎年金+配偶者の厚生年金)
です。
自分も配偶者も会社員の場合は、
(自分の基礎年金+自分の厚生年金)+(配偶者の基礎年金+配偶者の厚生年金)
となります。
つまり、会社員として働いている女性は、自分の厚生年金の分、年金を多く受け取ることができます。現在、専業主婦の方も、育児が落ち着いたタイミングなどで、会社員に復帰するという選択肢も視野に入れてみてはいかがでしょうか。