ダイソーで買えるクエン酸の基本的な使い方
①粉末で使う
クエン酸を粉末でそのまま使う場合は、スポンジに付けたり汚れに直接振りかけたりしてこすり洗いをし、水でしっかりとすすぎます。クエン酸には用途により3つのグレードがありますが、ダイソーのクエン酸は掃除などに使われる工業用です。食用とは違い、お菓子や飲み物には使用できません。
②スプレーして使う
クエン酸を水に溶かしてクエン酸水を作り、スプレーとして洗剤代わりに使う方法です。シュッとスプレーできるので使い勝手が良く、除菌や消臭効果もあり用途が広がります。基本のクエン酸水の分量はクエン酸小さじ1(5g)に水200mlです。汚れがひどい場合は濃度を調節して使います。
ダイソーのクエン酸は他の100均よりも粒が大きいのが特徴です。比較的溶けにくいので、しっかりと混ぜましょう。すぐに使いたい場合は、ダイソーのボトル入りクエン酸スプレーを購入しても良いですね。
POINT
クエン酸水の使用期限
クエン酸水は変質しやすいため冷暗所に保管し、2週間程度で使い切りましょう。
③アルカリ性の汚れを落とす
湯垢や水垢、尿石を落とすには、こすり洗い、つけ置き、クエン酸パックが効果的です。クエン酸にはアルカリ性の汚れを落とす働きがあり、キッチンシンクやトイレ、お風呂などの水回りの掃除で活躍してくれます。
酸性という性質上、クエン酸は油汚れが苦手です。レンジフードやガスコンロなどの掃除には、重曹やセスキ炭酸ソーダを使いましょう。
キッチン編|ダイソーのクエン酸の使い方
①シンクと蛇口の汚れ落とし
シンクと蛇口の水垢には、クエン酸が配合されたメラミンスポンジとおそうじシートがおすすめです。水で濡らしてこするだけなので、ササッと使えて便利ですよ。洗剤いらずで普段のお手入れに最適です。
しつこい汚れにはクエン酸パックをしましょう。キッチンペーパーにクエン酸スプレーを噴射してシンクに貼り付け、30分~2時間程度放置します。蛇口の根元はキッチンペーパーが密着するように、輪ゴムを巻きつけて固定するとやりやすいです。スポンジ等でこすり洗いをしたら、水で洗い流し、乾拭きします。
②排水口の掃除
キッチンの排水口の汚れには水垢と油分、食べ物や洗剤のカスが混ざっています。放っておくと悪臭を放つだけでなく、水の流れが悪くなり、つまりの原因となるので定期的に掃除しましょう。
クエン酸では落としきれないので、重曹との合わせ使いが効果的です。重曹とクエン酸を混ぜる時に発生する炭酸ガスが汚れを浮き上がらせ、こすらずきれいに落とせます。用意するものは2:1:2の重曹・クエン酸・お湯の3つです。
キッチンの排水口の掃除手順
- 排水口のごみ受けを外し、あらかじめお湯をかけておきます。
- 排水口に重曹を振りかけます。
- 重曹の上からお湯に溶かしたクエン酸をかけます。
- 泡が発生してくるので10分ほど放置します。
- お湯で洗い流します。
③食器の水垢取り
食器の水垢取りは、つけ置き洗いが効果的です。クエン酸水に1時間ほどつけ置きし、ぬるま湯ですすいだら中性洗剤でこすり洗いをします。水滴が残らないよう、しっかりと拭き取れば終了です。時間がない場合は、クエン酸スプレーを吹き付けてこするだけでも効果がありますよ。
グラスなど、ガラス食器のくすみが取れないのは、水垢ではなく食べ物の油分などが原因です。その場合はグラスを水で濡らし、重曹でこすり洗いするときれいになります。
リビング編|ダイソーのクエン酸の使い方
①壁紙・布製品の除菌と消臭
壁紙にはタバコや食べ物といった生活臭が付着しています。染み付く前にクエン酸で対処しましょう。除菌効果もあるのでカビや雑菌の繁殖を抑えてくれますよ。
やり方は掃除機でホコリを吸い取り、クエン酸水をスプレーするだけです。シミや剥がれの原因になるので、目立たない場所で試してから使ってくださいね。
②加湿器の洗浄
加湿器のフィルターは2週に1度、タンクは月に1度の割合でクエン酸水で掃除をしましょう。クエン酸水の目安は水1Lにクエン酸大さじ1(15g)です。
フィルターとパーツは2~3時間つけ置きし、流水ですすいでこすり洗いをします。タンクは8~9割のぬるま湯でクエン酸を溶かした後、3~4時間のつけ置きが必要です。汚れが落ちるよう、振ったりひっくり返したりして、クエン酸をタンク全体に行き渡らせましょう。つけ置き後はお湯を捨て、水で洗い流せば完了です。