雨の日の後など、濡れた靴をそのまま靴箱に収納するのはNG。また、きちんと対処せず湿気が残ったまま放置すると、靴にカビが生えてしまう原因にもなりかねません。そこで、意識したいのが靴箱の「乾燥」。あなたの家にもきっとあるアレを再利用して、靴箱環境を改善してみましょう!
靴箱の乾燥にはお菓子や海苔の「乾燥剤」がおすすめ
靴箱内のカビを予防するには、一番に「乾燥」が大切。そこで取り入れたいのが乾燥剤です。
乾燥剤というと、ホームセンターに行って専用のものを購入しなくてはいけないのでは?と、思いがちですが、実は家によくあるアイテムを利用することができます。
例えば、身近に手に入れられる乾燥剤としては、お菓子や海苔のパッケージに入っている乾燥剤。すぐに捨ててしまいがちなものですが、再利用できるのです。乾燥剤の内部には乾燥剤の一種であるシリカゲルが入っています。シリカゲルは吸湿性が強く、靴箱の内部や靴にそのまま入れることで、湿気を取ることができます。
【注意】※シリカゲル以外の乾燥剤は、吸湿や水分によって発熱、発火する恐れがあるので、きちんと中身を確認してから使いましょう。
特に1日中履いていた靴は、思っている以上に足からの汗を吸いこんでいて、湿っている状態です。そのまま収納してしまうとカビが生える原因にもなるので、しっかり乾燥させるようにしましょう。玄関に置いたままでも乾燥が十分でない場合もあるので、乾燥を促すことが大切です。
また、雨の日などで靴が濡れている場合、乾燥剤をそのまま靴に入れてしまうと袋が濡れてしまって、乾燥剤を出したときに靴の中がべたつく可能性があります。
そこでおすすめなのが、乾燥剤とキッチンペーパー、新聞紙を使って作る便利アイテムです。新聞紙にも吸湿性があるので、乾燥剤と併用することでより一層の吸湿効果が期待できるのです。ただし、そのまま靴の中に入れてしまうと、新聞紙のインクが靴につく恐れがあるので、キッチンペーパーを併用します。
まず、靴の表面についた水分を柔らかな布でふき取ります。そして、乾燥剤の上から新聞紙を包み、さらに上からキッチンペーパーで包み込み、靴の中に入れます。足先のほうから詰めるように入れていくとより乾燥効果が期待できるでしょう。
水濡れがひどい場合は湿気をかなり吸うので1時間ごとに乾燥剤を交換すると、より速く乾かすことができます。
ちなみに、シリカゲルは再利用が可能です。乾燥剤の袋を開けると小さな粒がたくさん入っているのですが、乾燥している状態ではブルー、湿気を吸うとピンク色に変わります。
再利用の際は、使用していないフライパンにアルミホイルを敷いてゆっくりと過熱します。強火で加熱すると焦げてしまうので、中火くらいでゆっくりと混ぜながら湿気を飛ばしていきます。水色からブルーに変われば乾燥完了です。
改めて袋などに入れて乾燥剤として使用しましょう。
【注意】※シリカゲルは吸湿性が強いので、素手では触らないように注意してください。
ペットボトルを使って通気性をアップ!
雨の日は、靴表面や内部だけでなく靴底の部分にも水分が溜まってしまいがちです。ゴム底の場合は特に水分が残って乾燥を遅らせてしまいます。家に戻ってきたら、表面についている水分を柔らかい布でふき取ります。
靴の裏の通気性を良くするには、ペットボトルの活用がおすすめです。500mlのペットボトルの3分の1くらいに水を入れて立て、その上に靴のつま先部分をかぶせます。立てて乾燥させることで場所も取らず、効率よく水分を抜くことができます。
また、靴裏の水分を飛ばすならペットボトルを2本横に寝かせてみましょう。その上に靴を渡しかけることで床との距離をあけることができるので乾燥効果が高まります。