愛知県豊田市と言えばトヨタ自動車が有名ですが、実は豊田市猿投エリアには一泊二日で楽しめるスポットがたくさんあるのです。今回は、知る人ぞ知る強烈パワースポットでもある「猿投」の楽しみ方をご紹介します。
猿投(さなげ)ってどんなところ?
名古屋から猿投グリーンロードを経由して、おおよそ1時間のところにある愛知県豊田市猿投。「世界のトヨタ」の本社がある豊田市街からほんの少し郊外へ行った場所で、標高629mの猿投山がそびえたっており、現在では気軽な登山スポットとしても有名です。
猿投山は古くから霊山として信仰されていて、西暦313年には猿投山の登山口に猿投神社が創設されたという記録が残るほど、その歴史はお墨付き。かつては修験者たちの修行の山でもありました。
そんな強烈なパワースポットである猿投山があるエリアですが、実は登山以外にも楽しみ方がたくさん!今回は、そんな猿投を楽しみ尽くす一泊二日で回れる見どころをご紹介します。
まったりできる温泉☆「ホテル金泉閣」
猿投山と並んで有名なスポットが日帰り温泉施設「金泉湯」ですが、その人気のあまり平日・土日を問わず大混雑になることも。貴重な休日、できることなら混雑せずにマイペースでゆっくりしたいですよね。そんな時は、金泉湯に隣接して建つ「ホテル金泉閣」がオススメ。混雑を避けて温泉をたっぷり満喫できます。
まずは一日目は、こちらのホテルにまったりとお籠りして、日ごろの疲れをすっかり癒してしまいましょう。
量より質・美味しいお食事
宿泊のお楽しみと言えば、お食事!こちらのホテルの特徴である、温泉水を使用したこだわりの夕食に舌鼓を打ちましょう。
食べきれないほどの量というわけではなく、腹八分目で楽しめる美味しいお食事です。お食事会場は個室で、窓からは猿投の山中が美しく臨めますよ。水入らずで会話を楽しみながらゆっくりいただきましょう。
みんな大好き鰻丼は、プリプリふわふわ・うま味たっぷりで言うまでもなく絶品です。また、一番印象的なのが、牛肉の鉄板焼き!!自分で焼くスタイルとなっていますが、このお肉の柔らかさは、想像を軽く超えてきます。
そんなお食事と一緒におすすめしたいのが、地酒。隠れた酒どころである三河のお酒が取り揃えられており、写真の「利き酒セット(1,980円)」で満喫するのも乙なものです。中でもおすすめの銘柄は、蓬莱泉「空(くう)」。一般の酒屋さんではまずお目にかかれない幻のお酒なのですが、ここ猿投では気軽にいただくことができます。
この「空」が、すごく美味しいんです!少しとろみがありやや甘めで口当たりが優しく、香りの高さも格別、くせは無いけど印象に残る味わい。日本酒が好きな方はもちろん、苦手な方にも一度は飲んでいただきたい「銘酒」です。
お食事の締めくくりには金泉閣の名物デザート「温泉プリン」をどうぞ。半解凍のひんやりプリンにお好みでカラメルをかければ、シャリシャリとろとろの触感に心までほどけちゃうことでしょう。
思う存分☆温泉入浴と飲泉
お食事の後は、温泉ですよね♪ここホテル金泉閣の温泉は世界でも非常に貴重な天然のラドン泉で、「医者がすすめる奇跡の温泉」に東海三県で唯一選ばれている名泉です。
また、こちらの温泉は飲泉許可を受けている(愛知県初!)ので、脱衣所、浴室内、ロビーにある飲泉所で温泉を飲むことも可能です。気になる温泉の味ですが、「とても柔らかな濃いめのミネラルウォーター」といった感じで、癖もないので子供も喜んで飲めるくらいの飲みやすいです。
そのためついついお水感覚でゴクゴク飲めてしまいそうですが、成分が濃厚なので飲みすぎには注意!大人一日1L、子供は200mLが目安となっています。
嬉しい楽しい☆ライブラリー
ホテル1階ライブラリーには、旅情を盛り上げてくれそうな本がずらりと並んでいて、気になる本は客室へ持ち込んでゆっくり読むことができます。
こちらのライブラリーは、本のラインナップが魅力的で目を引きます。地元豊田市についての歴史書・地理書や、体のストレッチ方法を書いた健康系実用書(お部屋で体のケアをするのに役立ちそう!)、雑誌・隠れた名作小説などの読み物系、そしてなんと歌川広重・葛飾北斎のフル画集(一冊10万円するらしい!)まで、ひと揃えに並べられているんですよ。
また、子供が大好きな絵本もかなりの種類があり、家族みんなでのお籠りホテルステイをする際の充実の読書タイムも叶えてくれそうです。
朝から品数多め☆豪華な朝食
朝食も、夕食と同じ個室会場で和定食をいただきましょう。ご飯のお供に美味しいおかずがひとくちサイズで盛り付けられていて、目にも楽しい朝食タイムです。小鍋で温めていただくのは、うどんと、すいとんなど、一味違った汁物。ご飯がすすみます!