よみうりランドはアトラクションやプール、イルミネーションが楽しめる東京の遊園地ですが、新しいエンターテイメント型フラワーパークが2020年3月23日にオープンしました。今回は日本初の花とデジタルのアートショーなどが楽しめる「HANA・BIYORI」についてご紹介します。
HANA・BIYORI館
「HANA・BIYORI(はなびより)」は、「知らない花」=「新しい角度から見た花」を見つける嬉しさ、素晴らしさをあらゆる世代に体験してほしいと言う想いから造られた施設で、花とデジタルのアートショーやワークショップなどが楽しめるエンターテイメント型フラワーパークです。
「HANA・BIYORI」は屋内外に沢山の花が咲いていますが、その中でも温室の「HANA・BIYORI館」では、壁面に長さ20m、高さ2mを超える壁面花壇に床面などがあり、360度にわたって花を楽しめます。また、日本最大級となる300鉢を超えるフラワーシャンデリアが天井を彩っています。
園内の中央には「HANA・BIYORI」のシンボルツリーとしてひときわ大きな樹木がありますが、こちらは南米のパラグアイ原産のパラボラッチョと言う推定400年の大樹です。
花&植物のワークショップ
「HANA・BIYORI」では花と植物に関するワークショップも開催しており、園内にある花を利用したフラワーアレンジメントや苔テレリウムなど、日替わりで異なるプログラムを楽しむ事ができます。
ワークショップの料金や時間などの詳細はコチラをご覧下さい。
カワウソとのふれあいとエサやり体験
HANA・BIYORI館の館内には、4頭のコツメカワウソがいます。毎日11時半、13時半、15時半から、300円でカワウソへのエサやり体験ができます。他にも屋外では平日12時、土日祝日は12時と14時15分から約10分間、無料で触れ合う事ができるイベントが行われます。
*2020年8月現在、ふれあい、エサやり体験共に中止中です。
フォトジェニックなスターバックスコーヒー
HANA・BIYORI館の館内には、国内植物園に初出店となるスターバックスがありますが、こちらのお店は本物の植栽で表現されたサイネージ(看板)があります。
店内は2方面が大きな窓となっている為、とても明るく広々と感じるだけでなく、天井にはフラワーシャンデリアがあり、どの席からも花を楽しみながら過ごす事ができます。
また店内には、八丈島産のシェフレラ(観葉植物)と、水盤から流れる水の音を聞きながら過ごす事の出来る席や、8mもの水槽の中で沖縄の海水魚50種1,200匹が泳ぐ姿を見る事ができるカウンター席、テーブル下に植物や一輪挿しの花が飾られたフォトジェニックなガラステーブルの席、年間を通じて季節の花が楽しめる「四季の庭」を眺めながらゆったりできる窓際の屋内テラス席などがあります。
なお、屋内テラス席のテーブルと席の一部には、2019年9月に関東地方を襲った台風15号によって被害を受けた施設の樹木を、職人が再活用して製作したものが使われています。
*HANA・BIYORIには屋外に飲み物の自動販売機があるだけで、飲食物を購入できるのはスターバックスのみとなっています。スターバックス前には飲食スペースがあり、入園前に購入したお弁当などをこちらで食べる事も可能です。
花とデジタルのアートショー
HANA・BIYORI館では、平日は10時半、12時半、14時半、16時半の4回、土日祝日は10時、11時、13時、14時、15時、16時の6回、壁面3面とシンボルツリー、フラワーシャンデリアへの投影による約7分間のプロジェクションマッピングが行われます。
映像は11kを超える高画質かつ立体音響システムとなっており、迫力ある空間を体感できると共に、会場にいるお客の感情をリアルタイムにデータ化する事で、2つあるエンディングのどちらかがその場で反映される仕組みになっています。
光とデジタルのアートショーは、開始時間になるとHANA・BIYORI館で行われ、無料で見る事ができますが、開始時間前になると室内が暗転するなど入館できなくなる場合もありますので、ご覧になる場合は時間前に入館するようにして下さい。