テレワークとリモートワーク。両方とも在宅勤務を思わせる言葉ですが、何か違いがあるのでしょうか?今回はテレワーク・リモートワーク・在宅勤務のメリット、意味や違いについてまとめました。時代に合う働き方を求めている人は必見です!

テレワーク・リモートワーク・在宅勤務を導入する企業が急増中!

新型コロナウイルスが世界的に流行したことにより、急にテレワークやリモートワークなどの在宅勤務となったかたも多いのではないでしょうか。今までは職場に行って仕事をしていた人にとって、在宅勤務はなかなか慣れないものですよね。

しかし、最近では、在宅勤務を取り入れる企業が増えており、今後もテレワークやリモートワークに注目されるものと思われます。そうした選択が普通にできる時代になる可能性も高いでしょう。

今回は在宅勤務のメリットから、テレワークやリモートワークがそれぞれに示す言葉の意味について詳しく紹介します。

テレワーク・リモートワーク・在宅勤務の違いとは?

「できるだけ会社に出勤するのを減らし、自宅で仕事をする」ということに「内職」のイメージを抱く人もいるでしょう。しかし、ネット社会になっている今、パソコンやネット環境が整備され、会社に行かずに仕事をこなせる仕事も増えてきました。

「テレワークをしてください」「在宅勤務にしてください」などのように、様々な言葉で表現されていますが、テレワークやリモートワーク、在宅勤務はそれぞれ何か違いがあるのでしょうか?

テレワーク・リモートワーク・在宅勤務のメリットとは?

テレワークやリモートワーク、在宅勤務をすることの大きなメリットは、通勤時間がないことです。通勤時間に合わせて、朝早起きをして、混雑する電車やバスに乗り会社まで行き、仕事が終わったら同じように混雑する交通機関で退社する。これは日々の大きなストレスとなります。

通勤時間がない分、朝は会社に行く前の時間を何かに使うこともできます。また、いつもより早く仕事を終わらせ、プライベートな時間を増やすことも可能でしょう。やりようによっては、働く時間を自分次第でコントロールできるでしょう。

また、会社に行くためにスーツに着替えなくてもいいこと、女性ならメイクをしなくていいこともメリットの1つとして挙げられるでしょう。

会社に嫌な人がいたりと、人間関係のストレスを持っている人にとっても、テレワークやリモートワーク、在宅勤務は誰にも会わなくて良いので気持ち的に楽になれるというメリットもありますね。

テレワークできない仕事とは?

まずは、飲食店です。接客業であり、作ったものを提供する仕事なのでテレワークはなかなか難しいでしょう。さらに、アパレルなどの販売員もテレワークができない厳しさがあります。

新型コロナウイルスの影響下で考えると、スーパーなどの食料品売り場もライフラインに繋がるためテレワークができません。また、交通機関であるバスや電車の運転手も自宅勤務をすることはできませんね。

さらには、医療従事者や保育園や幼稚園、工場などの製造業、建築業、ネイリストや美容師の美容業、コールセンターなどのテレフォンオペレーターなどもテレワークができない仕事です。

どんな時も現場で働くことを求められる仕事はたくさんありますが、大まかに言うと現場がある仕事、対人サービスを行う仕事が主なものと考えられます。

テレワークの意味・語源を解説!

最近になって聞くようになったテレワークという言葉。しかし、ネット社会になっている今、テレワークを前からしていたという人もいたようです。まずは、テレワークとは何かについて解説していきましょう。

テレワークとは何?どんな意味?

テレワークは、最近の言葉に感じますが、実は1970年代から使われている言葉です。最初に使われたのはアメリカでした。

石油危機が起きたことにより、自動車による大気汚染を軽減するために、会社に出勤せずに家にいるまま仕事をするスタイルを推奨したことがテレワークと呼ばれるようになったのです。基本的に「会社とは離れた場所で仕事をすること」「家で仕事をすること」がテレワークと言われています。

テレワークのテレとは?何の略でどんな意味は?

テレワークは、英語表記では「telework」となります。

「tele」は「遠隔」「距離が離れている」ことを意味しています。また、「work」は「仕事」を意味する言葉ですね。つまりは、「遠隔の仕事」「離れた距離で行う仕事」のことをテレワークと言うのです。

どこから「遠隔」なのかというと、会社からの遠隔です。つまり、会社から離れた自宅で仕事をするのがテレワークということになります。

「テレワークをしてください」と言われたときは、「会社に行かずに家で働いてください」と言う意味を持つものと解釈することができるでしょう。

リモートワークの意味や語源は?

続いては、リモートワークについて見ていきましょう。リモートワークという言葉も、最近はよく使われているので聞いたことがある人も多いでしょう。

しかし、「リモートワークとかテレワーク、在宅勤務のように色んな言葉が使われていて何がどう違うの?」と思う人もいるはずです。そもそも、「リモートワーク」のような横文字に慣れていないという人もいるでしょう。

ここからは「リモートワーク」と言われたときに、反応できるように意味について紹介します。

リモートワークの意味は?テレワークとは違う?

リモートワークの意味は、「会社に出勤せずに働く」ことです。つまりは、自宅や別のオフィスで働くことをリモートワークと言います。

テレワークとの違いはほぼありません。テレワークと言われたときも、リモートワークと言われたときも結果的に在宅勤務を意味しています。

テレワークのほうが先に使われていた言葉で、リモートワークのほうが後に生まれた言葉と言われていますが、意味は同じなのでどちらを使っても良いでしょう。日本語ではほぼ同じ意味となっています。

リモートワークの語源は?英語でも同じ意味?

リモートワークは「remotework」と英語で表記されます。「remote」は「遠隔」「遠い」という意味があります。合わせると「遠隔でする仕事」「遠く離れた場所でする仕事」です。

日本語では、リモートワークもテレワークも同じ意味で使われますが、英語でのリモートワークはテレワークよりも、より会社から離れている感覚を持つと言われています。

英語で考えると、リモートワークは在宅だけに限定せず、その他のオフィスや遠い場所から働くというイメージも考えられるでしょう。