投資信託(投信)の選び方

積立投信に限らず投資商品を選ぶ場合、「絶対儲かる」といった絶対的なものは存在しない。見るべきポイントは複数あるため、様々な角度で対象銘柄を見て、あなた自身が銘柄選択を決断することが大切だ。これから「見るべきポイント」を6つご紹介する。

手数料

まずは「手数料」である。投資信託では大きく「購入時」「運用中」「解約時」に一定の手数料が発生する。当然ながら、手数料は安いほうが利用者にとってお得だ。中には高い手数料を上回る成果を出している銘柄もあるが、「手数料が割安なもの」を選ぶのも一つの選択肢だ。

純資産総額

次に「純資産総額」である。投資信託が持つすべての財産(株や債券など)を合計した額を純資産総額という。投資信託の規模を表すものだ。運用成績が良かったり、多くの人が投資信託を買ったりすると純資産総額は増える。これは先ほど触れた「人気度」を測るバロメーターともいえる。人気度が高いほどに多くの人が買うため、おのずと純資産額も大きくなる訳だ。純資産総額が安定的なものを選ぶと良いだろう。

投資先の国・企業

投資信託によっては、日本など特定の国の株や債券に投資しているものや世界中の国々に分散して投資しているものがある。特定の国に投資している場合、その国の経済情勢の良し悪しが自分の資産の増え方に大きな影響を与える。

例えば先進国と新興国の経済情勢を比較すると、先進国に比べ新興国は成長が著しい反面リスクも大きいといえ「ハイリスク・ハイリターン」となる訳だ。

さらに株式か、債券か、不動産(REIT)か、どんな企業や対象に投資するのかでもリスクリターンは変わってくる。まずは自身の投資方針(リスクをどれくらい取るのか等)を考え、それに合う投資をしている銘柄を選んでいこう。

運用実績

運用実績は、その投資信託の一定期間のパフォーマンスを見ることができる。しかし、一定期間良い結果を出していても、その後は芳しくない結果になる場合もあり、注意が必要だ。
「運用実績が安定的かどうか」は確認してみよう。

償還期限

償還とは、簡単にいえば「運用を終了し、清算する日」だ。そして投資信託には大きく、償還期限が設定されているものと無期限のものと2種類がある。償還期限があると、いつ投資信託に投資したお金が戻ってくるか見通しを立てやすい一方、運用を終える日に損をしていてもそのままお金を受け取らなければならない点はデメリットだ。

分配金の方針

最後は「分配金の方針」である。分配金とは簡単にいえば「利益」のことだが、投資信託には大きく「分配金を投資家に支払うタイプ」と「分配金を再投資に回すタイプ」がある。分配金を投資家に支払うタイプは、それだけ先ほどの「純資産総額」が下がることを覚えておこう。

迷った時は複数の投資信託(投信)を買う方法も

「積立投信では一つの投資信託しか買ってはいけない」との決まりはなく、いくつでも買える。むしろ一つの投資信託を集中して買うより、複数買ったほうがリスクを分散させることができる。初心者の方は、自分なりにある程度銘柄を絞ったら、複数の銘柄を少しずつ買うのもよいだろう。

カブドットコム証券の積立投信(プレミアム積立®(投信))の魅力

プレミアム積立®(投信)とは、簡単に説明すれば「毎月、好きな銘柄を好きな金額の範囲で買い、積み立てていく」というカブドットコム証券のサービスである。最低金額は500円で、しかも銀行からの自動引き落としを無料(但し、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行、ジャパンネット銀行、スルガ銀行、大垣共立銀行に限る)で設定できるため手軽だ。

一概には言えないが、貯金が難しい方の特徴の一つに「すぐに生活費として使ってしまう」点が挙げられる。しかし(プレミアム積立®(投信))なら、使うよりも前に自動的に積み立ててくれる。

銀行預金では金利がつくが、現在は低金利だ。投資信託の場合は「分配金」が得られる場合がある。まずは500円から、プレミアム積立®(投信)を始めてみてはいかがだろうか。

文・ZUU online編集部/ZUU online

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